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2020

Archive for 2020

〈7月13日号〉

2020-07-09

 

●R&D情報
2020年に入って一段と加速する変化/コロナ禍が浮き彫りにした世界 紙パの地域格差と品種間の消長

●ワールドレビュー
「パルプ化してから輸出する」——古紙貿易の構造変化は起きるか?

●今週の焦点
多くの企業が紙化を指向、SDGsを重視/レジ袋有料化で加速する脱(減)プラ
製紙連 グリーン購入法「特定調達品目」の改善提案/古紙パルプ配合率引下げなどを要望

●ワイドフレックス
日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合/海外情報ニーズの高まりに応える体制

●REPORT
FAO 世界森林資源評価2020/森林の減少速度は全般に鈍化傾向

●話題を追って
経産省 印刷産業取引実態調査〈2〉/数値管理の不十分な実態が浮き彫りに

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
団体の動き 決算 トピックス 新製品 人事異動

〈7月6日号〉

2020-07-03

 

●R&D情報
21社合計の営業利益率は5%台を確保/値上げ効果に原燃料安も加わり収益が改善した紙加工の19年度〈2〉

●ワールドレビュー
工場新設に加え転抄・改造が活発化する米国段原紙業界

●話題を追って
FSC認証偽装問題について〈2〉/倫理性に欠ける行為には歯止めを
JTB 新型コロナ意識調査/自粛解除後の初旅行は「国内」指向
経産省が印刷産業の取引実態を調査/設備は供給過剰で稼働率70%を下回る水準

●ワイドフレックス
日印産連 定時総会/新会長に共同印刷社長の藤森康彰氏

●今週の数字
紙パの春季労使交渉—要求・回答結果/業績改善を背景に一時金は増額基調

●統計と市況

●国際市況
市販パルプ

●ニュースファイル
企業の動き 団体の動き 決算 新製品 移転・変更 人事異動

2020年 <7月号> 特集/持続可能な成長と新しい製紙用薬品

2020-06-29

 

特集/持続可能な成長と新しい製紙用薬品

●特集寄稿
新規サイズ剤 “サイズパインCA─956” について
荒川化学工業㈱研究開発本部製紙薬品事業部 久本謙
脱プラスチックを可能にする水性紙塗工用エマルションの開発
星光PMC㈱樹脂事業部 藤原康史
紙製食品包装材に適した「安心で安全な製紙用薬品」
ハリマ化成㈱研究開発カンパニー 研究開発センター 製紙用薬品開発室 福田研一
ドライパート薬品改良とスマートファクトリーに向けた薬品管理システム『SmartChemical®』による操業安定化への提案
㈱メンテック アプリケーション開発グループ主任 遊佐和之

●海外動向
『中国造紙工業2019年度報告』に見る現状と今後/安定成長の下で懸念される大きな変動要因 ─ 生産量1億765万t・消費量1億704万tで2019年は前年比プラス
マレーシア/プラスチック代替の紙で日本の投資が増加 ─ 外資製造業の投資では中国が4年連続トップ

●新連載/高度化するパルピング・古紙処理技術(1)
KP法の進展と将来の可能性 ─バイオリファイナリーを見据えた蒸解法の探索 岩崎誠

●業界動向
バルメット/ 『Forward』2020年第1号を発行 ─ 三菱製紙・八戸のリファイナー改造にフォーカス
ミツカン,レンゴー/段ボール物流の効率化に向け実証実験 ─ 1日あたり納入回数の2割削減を確認
リブドゥコーポレーション/「リブドゥ イノベーションセンター」を開設 ─ 素材から商品開発までの一貫研究開発体制へ
経済産業省産構審/コロナ後の対外経済政策を取りまとめ ─ マスクなど緊急物資の供給システム構築を提言
松籟科学技術振興財団/2019年度研究助成採択者を決定 ─ 将来有望な21件に各100万円を贈呈
日本製紙連合会/会長に日本製紙社長の野沢徹氏 ─ 書面決議による定時総会で選任
ナノセルロースジャパン/産官学連携による事業化加速を目指す ─ 4月スタートでコロナ終息見ながら本格展開へ
環境省/外国政府の廃棄物輸入規制による影響を調査 ─ 廃プラ適正処理への支障継続の可能性も示唆
EDANA/欧州の2019年不織布生産量は278万t ─ 前年比0.3%の微増にとどまる
日本衛生材料工業連合会/マスクのJIS化に向けた取組みを開始 ─ 通常総会でコロナ禍対応や今後の方針を策定

●データシート
紙・板紙需給・生産・設備動向

●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(91)バンコクで見つけた素敵な紙製品
中山裕一朗

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈令和2年4月度〉

2020年 <Vol.31 No.1> 特集 自動車産業の新たな潮流と海外市場

2020-06-29

 

〈自動車産業の新たな潮流と海外市場〉

●特集(市場・製品展開動向)
快適性・静粛性の向上がキーワード/軽量で吸音性が高くコストパフォーマンスに優れる不織布に注目

●特集(企業展開)
コロナ禍による最大の懸念は自動車“消費マインド”の回復速度
日本バイリーン㈱ 田中誠氏

●特集(日系企業の海外進出動向)
紙おむつ需要の増大を背景に拡大 ─ 競争激化で高機能不織布への生産シフトが加速

●誌上展示シリーズ①
青山産業/フェルトの無限の可能性を求めて
金井重要工業/これまでも,そしてこれからも
金星製紙/「今度は何する?」新ブランド今秋デビュー
シンワ/5つの製法であらゆるニーズに対応
ツジトミ/フィルター・包材用途を開拓,中国ではメルトブローも生産
日本ピュアテック/工場空調・空気浄化技術で社会貢献
伊藤忠システック/お客さまのニーズにあわせた欧州最新技術を提案

●寄稿
2020年における不織布技術の海外最新動向
技術ジャーナリスト 塩谷隆
ナノセルロースの現状と今後の展望
㈱エンパシード 平田悟史

●企業展開
環境負荷の大幅減少を実現する“大垣法”を確立し量産化へ
フタムラ化学㈱ 熊田賢太郎氏,岩田一平氏,田中栄行氏,長尾良民氏

●緊急レポート
新型肺炎拡大でマスク産業に訪れた変革の波 ─ 欧米に新たな市場を創出し,異業種参入で構造変化も

●業界動向
ナノセルロースジャパン/産官学連携による事業化加速を目指し4月にスタート ─ 会員188名でコロナ収束後に本格展開へ
凸版印刷/使用済み紙おむつの再生資源化事業に着手 ─ トータルケア・システムなど3社協業で
リブドゥコーポレーション/「リブドゥ イノベーションセンター」を開設 ─ 素材からプロセス・商品開発まで一貫研究体制を実現
帝人フロンティア/電気を起こし抗菌性能を発揮する世界初の繊維 ─ 衣料品や衛材用途などへ幅広い展開を目指す
沖縄科学技術大学院大学/綿あめ製造機を使い高性能マスクを作成 ─ N95マスクで使用の技術を日常の材料で再現
スバル/ミドリムシからナノファイバーを生産 ─ サンプル提供を開始,7年後には年間1,000t目指す
オルソリバース/抗ウイルス機能をもつマスク用フィルターを開発 ─ ハイドロキシアパタイトが捕らえ銀の力で不活化
経済産業省産構審/コロナ後の対外経済政策を取りまとめ ─ マスクなど緊急物資の供給システム構築を提言
Pickup/コットン使用で肌ざわり良く環境適性に優れるスパンレース不織布“オイコス”
マーケット探訪:研磨材/電気・電子など最先端分野でも活躍

●ニュース
国内ニュース
海外情報
製品開発ニュース

<7月1号>特集■情報用紙

2020-06-29

 

特集 ■ 情報用紙

 

●Report
フォーム印刷業界の「現状と課題に関する調査報告書」/“手続きのIT化”を注視「生産効率の向上」で人手不足を補う傾向に
2019年デジタル印刷市場の現状/DM、ナンバリングに高い成長性 依然「用紙適正の幅が狭い」の声も
会社別紙・板紙生産2019年/年産30万t超は前年と同じ30工場 情報用紙は“新トップ3”が前年増

●総会から
日本フォーム印刷工業連合会/会長に小林友也氏が就任
関東フォーム印刷工業会/会長に林陽一氏が再任

●Topics
クレシア春日/二号機が稼働開始 長尺トイレットロールを主力商品へ
大王製紙/三島工場で衛生用紙を増強 ペーパータオル原紙生産に特化
リブドゥコーポレーション/「イノベーションセンター」を開設 素材から商品までの一貫研究開発体制へ
2019年の小売業販売/専門量販店3業態の中でも勢い ドラッグストアが全体の牽引役に
環境省/海外廃棄物輸入規制の影響を調査 廃プラ適正処理の支障が継続か

●Report
製紙関連企業の2019年度業績/販売数量減も価格修正効果で減収増益 今期の減益幅をどう縮めるかが最大の課題

●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、コクヨ

●統計
板紙/20年3月度生産実績 前年比95.5%
段ボール/段ボール生産量実績 4月度は前年比96.3%
パルプ・パルプ材/輸入針葉樹6ヵ月ぶり大幅増

●インフォメーション

紙・板紙需給速報4月/国内出荷プラスは前月に続き衛生用紙のみ

2020-06-23

日本製紙連合会が集計した4月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△9.4%の186.7万tとなり9ヵ月連続の減少(以下、「%」表記は前年同月比)。うち紙は△14.3%の89.8万tで9ヵ月連続の減少、板紙は△4.3%の96.9万tで7ヵ月連続の減少。主要品種の国内出荷は、衛生用紙を除き減少。
紙・板紙のメーカー輸出は+16.8%の12.0万tで4ヵ月連続の増加。うち、紙は南アジア、北米向けが減少して△1.7%の6.8万tとなり、前月の増加から減少に転じた。板紙は東アジア、東南アジア向けが増加し、+55.4%の5.2万tで5ヵ月連続のプラス。
紙・板紙の在庫は前月比△4.1万tの218.6万tで2ヵ月連続の減少。うち紙は、衛生用紙は減少も、新聞用紙を中心に塗工紙を除くグラフィック用紙が増加し同+0.7万tの146.4万tと、前月の減少から増加に転じた。板紙は段ボール原紙を中心に白板紙も減少し、同△4.8万tの72.2万tで2ヵ月連続の減少。

〔主要品種の動向〕
新聞用紙:国内出荷は△18.5%の16.5万tで30ヵ月連続減。
印刷・情報用紙:国内出荷は△19.7%の46.4万tで9ヵ月連続減。メーカー輸出は△5.0%の4.2万tで前月の増加から減少に転じた。
包装用紙:国内出荷は△10.4%の5.3万tで13ヵ月連続減。メーカー輸出は+22.6%の1.7万tで2ヵ月連続の増加。
衛生用紙:国内出荷は+6.2%の16.0万tで3ヵ月連続の増加。
段ボール原紙:国内出荷は△3.5%の80.0万tで7ヵ月連続減。メーカー輸出は+58.4%の4.9万tで5ヵ月連続の増加。
白板紙:国内出荷は△9.5%の10.6万tで9ヵ月連続の減少。

(FUTURE2020年6月15日号)

北越コーポレーション/長期経営ビジョンと新3ヵ年中計を策定

2020-06-23

 北越グループはこのほど、2020年4月~30年3月の10年間を期間とする長期経営ビジョン「Vision2030」と、その第一ステップとして20年4月~23年3月の3年間を期間とする「中期経営計画2023」を策定した。
 長期ビジョンでは、目標とする企業グループイメージとして、「環境経営を基軸として持続可能な社会の発展に貢献する企業」「多様な労働力と最新技術を活用し、時代に適応した新たな事業領域に挑戦する企業」「夢・希望・誇りが持てる働きがいのある企業」の3つを掲げ、「中期経営計画2023」では、次の経営指標と基本方針を策定した。

 〔連結経営指標(2022年度)〕
 売上高:2,800億円
 営業利益:150億円
 経常利益:200億円
 当期純利益:150億円
 ROE:7.0%
 EBITDA:350億円

 〔基本方針(要約)〕
 事業ポートフォリオシフト:中核となる新事業を国内外で開拓し、事業ポートフォリオシフトを加速。
 海外事業拡充:主力事業を集中的、一括的に管理する体制を整備。M&Aなどにより海外事業を拡大。
 国内事業強化:最適生産体制の構築、物流改革などで既存事業の収益力を強化。段原紙のコア事業化、紙加工事業の拡充。
 ガバナンス経営強化:連結経営内部統制会議の開催、グループ統制管理室の機能強化で内部統制を強化。監査役室(監査役の補助使用人)を置き監査の実効性を高める。
 SDGs活動推進:「グループ環境目標 2030」の取組み、プラスチック代替材料など環境配慮型商品の開発、働き方改革などを推進。

(FUTURE2020年6月8 日号)

三菱製紙/印刷感材事業を再編

2020-06-23

 三菱製紙は6月25日付で、本社の組織変更と印刷感材事業の再編を次記の通り実施する。

 〔組織変更〕
 社長室を経営企画部に改称し、経営企画、経営戦略に特化する。
 イメージング事業部と機能材事業部を統合して機能商品事業部とし、印刷情報出力関連中心となっている事業ポートフォリオの転換を図る事業部と位置づけ、体制は次の5部制とする(G=グループ)。
 イメージングメディア営業部:現事業部の組織を継続。所管部署はメディア営業G、IJ開発G。
 フィルター商品部:現事業部の組織を継続。所管部署は営業G、技術・製造G、事務G。
 特殊資材商品部(新設):水処理基材G、BSグループ。
 産業資材商品部(新設):不織布G、リライト・新商品G。
 業務部:現事業部の業務機能を統合し、業務全般を取りまとめる。管理G、オペレーションG。
 なお、現 不織布商品部は、前出の特殊資材商品部と産業資材商品部に改組。現 グラフィック&デベロップメント営業部は廃止し、一部を新事業部の直轄とし、一部(印刷感材事業)をグループ会社に移管する。前出した5部以外の事業部直轄部署(課レベル)は、電子工業材料事業室(新設)、新規事業推進室(新設)、ドイツ事業推進G(新設)、台湾事務所、青島事務所。

 〔印刷感材事業の再編〕
 グループ会社のダイヤミック(存続会社)とピクトリコを統合するとともに、三菱製紙の印刷感材事業の業務をダイヤミックに移管する。印刷感材事業は、重複、共通業務を効率化し、国内事業の維持とアジア地域の事業拡大を主軸に、総合的な事業安定を図る。インクジェット事業では、ピクトリコブランドを充実させるとともに、プルーフ・製版・ポスター分野は相互協力する。

(FUTURE2020年6月8 日号)

大王製紙/三島でペーパータオルに特化した抄紙機・加工機を増強

2020-06-23

 大王製紙は5月27日、顧客ニーズへの対応と国内供給力の強化を目的に衛生用紙生産設備を増設すると発表した。設置場所は2018年に衛生用紙工場として新たに生まれ変わった川之江ではなく、紙・板紙の主力設備がある三島。衛生用紙の中でもペーパータオル原紙生産に特化した抄紙機と加工設備を導入する。
 同社は、現在取り組んでいる第3次中計で「抜本的な構造改革」を戦略テーマに掲げており、とりわけ衛生意識の向上やインバウンド効果で、将来にわたり安定した成長が見込めるホーム&パーソナルケア事業の強化に注力している。
 その一環として2018年に10月には川之江工場でティシュ、トイレ紙を製造する1号抄紙機と加工設備を稼働させたが、生活様式の変化に伴うローションティシュなど付加価値商品の需要増により、すでに生産・販売余力がなくなっている。そのため現在、川之江工場で2号抄紙機の設置工事に着手しており、2021年10月の稼働後は衛生用紙の安定供給体制が一段と強化される見通し。
 そして今回、三島工場で増設を決めた設備はペーパータオルの安定供給を目的としている。国内のペーパータオル市場は今後も堅調な需要の伸長が見込まれている。大王製紙はこれまで、商業施設や外食産業、医療福祉施設などの法人向けを中心に販売を進めてきた。また、新型コロナウイルス感染拡大を受けた衛生意識の向上、人々の生活様式の変化に伴い、家庭内でも消費が増えており、一層の販売増が見込まれる。
 このような需要増に対応していくため、競争力のあるパルプを活用できる三島工場に生産設備を設置し、法人向けに加えて一般家庭向けも視野に入れたペーパータオルの安定供給体制 をさらに強化していく考え。川之江ではなく三島での増設としたのは、ペーパータオルの場合、ティシュやトイレ紙とは要求される紙質が異なり、多様な自製パルプを使える三島の方が適していると判断したためのようだ。
 2019年の会社別生産実績を表に示した。川之江の新設マシンがフルに寄与して大王製紙が生産を増やしており、グループのシェアでは2位以下に大きな差を付けている。
 ただし表には出ていないが、業界ではエム・ピー・エム王子ホームプロダクツの年産2.1万tマシン(三菱製紙・八戸工場内)が昨年4月から稼働しており、今年3月以降はフル稼働の体制に入っている。また、この6月にはクレシア春日が、長尺トイレ紙の生産を主体とする年産4万tの第二抄紙機(日本製紙・富士工場)を稼働させる予定。好調な市場環境を背景に、各社とも増設と増設の間隔が短くなっており、販売競争の激化は避けられないが、今後は安定供給とともに安定市況をどう維持していくかも重要な課題となりそうだ。

 

(FUTURE2020年6月15日号)

クレシア春日/二号機が稼働開始、長尺トイレットロールを主力商品へ

2020-06-23

 クレシア春日(成田弘文社長)の二号抄紙機が当初の予定より若干早く、5月から稼働を開始した。同社は2017年4月に日本製紙クレシア80%、春日製紙工業20%の出資比率により、資本金4億5,000万円で設立された、家庭紙の生産・加工・販売を目的とする合弁事業会社。
 翌18年5月には、日本製紙・富士工場の敷地内に設置された年産3.6万tの第一抄紙機が営業運転を始めた。その後、新マシンによる販売は順調に伸び、1年足らずで生産余力が乏しくなったことから、19年2月に第二抄紙機の増設を決定、80億円を投じて工事を進めてきた。
新たに稼働した第二抄紙機は年産4万tで、第一抄紙機より能力が1割程度アップしている。日本製紙・富士工場の持つユーティリティー資産を有効活用する点は第一抄紙機と同様で、2台の抄紙機は隣接して設置されている。
 新マシンでは近年需要が増加している長尺トイレットロールなどを主体に生産し、日本製紙クレシアで販売する。富士工場は大消費地である首都圏に隣接しており、もともと物流上の優位性を備えているが、この競争力をさらに高めるため『スコッティR(登録商標) フラワーパック3倍長持ち4 ロール』(写真上) を主軸とした長尺トイレットロールの主力商品化に向けて、供給体制の構築を進めていくとしている。
 日本製紙クレシアでは長年にわたり、トイレットロールの長尺化に取り組んできた。中でも2016年に発売した前出の『~3倍長持ち4ロール』は、1ロールに通常品3ロール分のトイレ紙を巻き、 4ロールで12ロール分の長さがある。
 コンパクトなので消費者は持ち帰りが容易になるだけでなく、取り替えの手間と収納スペースが削減できる。また販売店サイドにとっても、売場や在庫スペースの削減と品出し回数の減少に繋がる。
 さらに輸送効率の向上によるCO2排出量の削減、包装材の減少などを通じて地球環境の改善にも貢献できることから、同社では「四方良し」の商品として訴求していく考えだ。
 また日本製紙クレシアは、今度のクレシア春日の新設備に加え、全工場で長尺トイレットロール製品の供給体制充実を図る予定。これにより、トイレットロールの主流である12 ロールの形態から、長尺トイレットロールをスタンダードのラインアップとする“長尺化”を推進。さらにトイレ紙だけでなく、キッチンタオルについても同様のソリューションを提案していく考え。
家庭紙分野では好調な需要を背景に、このところ各社の増設が活発になっている。本誌前号では、大王製紙の川之江・三島両工場における増設計画を取り上げた。営業運転開始は三島が21年7月、川之江が21年10月。
 一方、詳細なアナウンスはないが、王子ホールディングスは5月25日に公表した決算説明会資料の中で、今年7月に中国の江蘇王子製紙(南通)において年産能力12万tという大型の家庭紙原紙マシンを立ち上げ、この原紙を王子マテリアの江戸川工場で加工する計画を明らかにしている。
 江戸川に設置する加工マシンの運転開始は、原紙マシン稼働から1ヵ月後の8月。「国内外で連携し、家庭紙生産・供給を強化」するとしている。

 

(FUTURE2020年6月15日号)

中越パルプ工業/新社長に植松久氏

2020-06-23

 中越パルプ工業は、代表取締役の交替を内定した。現 専務の植松久氏(写真)が代取社長に就任し、現 代取社長の加藤明美氏は顧問に退く。6月25日開催の株主総会で承認を受け正式に就任する。

 <植松久(うえまつ・ひさし)氏の略歴>
 1956年4月13日生まれ、80年東京農工大学農学部林学科卒。同年中越パルプ工業入社、2010年執行役員、12年上席執行役員、13年取締役、14年常務、16年専務。その間、高岡工場長、経営管理本部長、営業本部長などを務めた。現在、専務-社長補佐、営業本部長。

(FUTURE2020年6月8 日号)

日本製紙連合会/新会長に日本製紙社長の野沢徹氏

2020-06-23

 

日本製紙連合会は去る5月20日、書面決議による第49

回定時総会で、矢嶋進会長(王子ホールディングス会長)が2年の任期を終えて退任、後任に日本製紙社長の野沢徹氏(写真)を選出した。
野沢氏は就任に際し、2020年度に行う事業活動の前提として「製紙業界全体では、いまだ予断を許さない新型コロナウイルス感染症への感染予防を徹底し、働く従業員の生命と健康を最優先しつつ、物流を支える段ボール原紙などの梱包資材や情報を伝える新聞・印刷情報用紙をはじめ、トイレットペーパーなどの衛生資材と、人々の暮らしに不可欠な製品の供給を維持していく」と決意を述べている。

<野沢徹(のざわ・とおる)氏の略歴>1959年3月10日生。1981年慶應義塾大学法学部卒、同年十條製紙(現日本製紙)入社。2013年4月日本製紙執行役員-管理本部長代理兼経理部長、14年6月取締役兼執行役員-企画本部長関連企業担当、17年6月取締役兼常務執行役員、18年6月兼管理本部長、19年6月代取社長兼社長執行役員。なお製紙連では同年7月より副会長職を務めた。

 

(以下詳細はFUTURE2020年6月15日号)

国際紙パルプ商事/欧州最大手紙商を子会社化

2020-06-23

 国際紙パルプ商事(KPP)は、フランスの紙卸売会社Antalis S.A.を子会社化する。Antalisの株式を保有するSequanaおよびBpifranceと、株式譲渡契約を締結した。Antalisの発行済株式のうち、保有割合75.2%をSequanaから、8.5%をBpifranceから、7月上旬を目途にそれぞれ取得する予定。併せて、Antalisと株式公開買付契約も締結した。関係法令上の手続き完了後、KPPが取得する予定の株式を除くAntalis全株式について、一株当たり0.73ユーロで株式公開買付けを行い、その後の一連の取引により非公開化する。
 欧州最大手の紙商であるAntalisは、欧州を中心に南米、アジア・パシフィック地域を含め世界41ヵ国で紙・紙関連製品の卸売を手掛けている。また、成長力の高いパッケージング事業やサイン&ディスプレイに強みを持ち、事業ポートフォリオ改革やEコマースへの投資も進めている。欧州に事業基盤を持つAntalisと、アジア・パシフィック圏を中心に事業展開するKPPの組合わせは、高い補完関係にあるほか、製品開発やブランド力の育成などでも期待できる。

 

(FUTURE2020年6月8 日号)

三菱製紙/機能性包装用コート紙“バリコート”の販売を開始

2020-06-23

 三菱製紙は、プラスチック代替素材として、優れた生分解性とリサイクル性を持つ包装用コート紙の“barricote(バリコート)”と“barrisherpa(バリシェルパ)”を国内生産し、5月から販売開始する。
 バリコートは紙本来の生分解性とリサイクル性を備えた包装用コート紙(FSC森林認証紙)。プラスチックフィルムとのラミネート(積層)フリーで、食品、日用・衛生品などの軟包材として使用できる。食品用には、高い酸素・水蒸気バリア性を満たす一次包装用グレードのほか、二次包装(集合包装)に特化したグレード、また日本で軟包装印刷の主流であるグラビア印刷に対応したグレードなど、幅広い包装ニーズに応えた製品ラインナップを揃えた。
 なお、バリコートは三菱製紙グループのドイツ子会社、三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbHがすでに商品化し、2019年春から欧州大手食品メーカーで採用、高い評価を得ている。
 一方、バリシェルパはプラスチックフィルムとハイバリアの包装用コート紙(FSC森林認証紙)の積層品。現行プラスチック包装フィルムのヒートシール特性や強度特性を維持したままプラスチック使用量を削減でき、また植物由来の生分解性プラスチックフィルムと組み合わせることも可能。
 三菱製紙では、日本を含むアジア市場での幅広い顧客獲得を目指すとともに、バリコート、バリシェルパの製品ポートフォリオ拡充と、安定した生産体制の確立を図る。また、三菱ハイテクペーパーヨーロッパGmbHと連携した製品開発・販売活動を進めてグローバルに事業展開していく。

 

(FUTURE2020年5月4 日号)

〈6月29日号〉

2020-06-19

 

●R&D情報
21社合計の営業利益率は5.5%に上昇/製品価格改定が寄与し2桁増益となった紙加工の19年度業績〈1〉

●ワールドレビュー
コロナ禍で5%台を割り込んだ米国紙パの1〜3月期利益率

●話題を追って
森林認証にFITへの不適切利用の懸念/FSCジャパンが偽装認証に注意を呼びかけ

●今週の数字
日本の包装産業市場2019/包装機械は好調も包装・容器は微増

●統計と市況
板紙

●米国市況
古紙

●ニュースファイル
企業の動き 決算 人事異動

〈6月22日号〉

2020-06-18

 

●R&D情報
売価上昇で2019年度は大幅増益も/今期の減益幅をどう縮めるかが最大の課題となる製紙決算〈2〉

●ワールドレビュー
全人代の最終決定で古紙パルプ輸入を加速する中国の製紙工場

●今週の焦点
クレシア春日の二号機が稼働開始/長尺トイレットロールを主力商品へ
レンゴーとミツカン 段ボール物流効率化実証実験/トラック配送便数の2割削減に成功

●話題を追って
経産省などが紙パ物流ガイドラインを策定/取引環境と長時間労働の改善が急務

●ワイドフレックス
農水省 2018年の外国資本による森林買収調査結果/面積では兵庫県と北海道が他を圧倒

●統計と市況
関連指標

●アジア市況
輸入古紙、輸入パルプ

●ニュースファイル
企業の動き 決算 トピックス 人事異動

知っておきたい紙パの実際2020

2020-06-17

<6月2号>

2020-06-15

 

●Topics
日本製紙連合会/会長に野沢徹氏が就任「製紙業界のプレゼンス高める」
東京洋紙同業会/理事長に清家義雄氏が就任
永井産業/ポリエチレン製簡易防護服を開発 厚労省に10,000セット納入
地域別にみたインバウンド需要の蒸発/近畿では旅行消費額の3割が消失 全国平均の18.7%を大きく上回る
ナノセルロースジャパン設立/産官学連携による事業化加速を目指す
第3回「SDGsに関する生活者調査」/若年層を中心に認知度が急上昇 学校の授業で学ぶ機会増が寄与
マレーシア/プラ代替の紙で日本の投資が増加
国土交通省、経済産業省、厚生労働省/紙・パルプの物流効率化のガイドライン策定 洋紙・板紙、家庭紙分野の課題と対策を明確化
EDANA/欧州の2019年不織布生産量は278万t

●Report
製紙産業の「死亡災害撲滅」/重要さが増す若年層と短経験者への教育
人の移動情報によるシミュレーション/コロナ禍による世界経済への影響 EUで大、東アジアで小
日系企業の海外ビジネス調査/米中貿易摩擦など不透明感増す 不確実性の中で新たな展開を模索

●総会から
中部製紙原料商工組合/社会のためにリサイクルを継続し一致団結してこの難局を乗り越える
名古屋リサイクル協同組合/コロナ禍の中でも生活に不可欠なリサイクル

●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、デザインフィル

●統計
東京市況/コロナ禍の影響増大 全品種でボトムか
家庭紙/需要継続で供給を最優先
古紙/3月度の回収率 5ヵ月連続の80%台

●インフォメーション

〈6月15日号〉

2020-06-09

 

●R&D情報
コロナ禍の影響で次期予想が「未定」の企業も/販売数量減も価格修正効果で減収増益となった製紙決算〈1〉

●ワールドレビュー
工場の操業再開が相次いでも紙・板紙需要は依然低調なインド

●今週の焦点
大王製紙が三島で衛生用紙を増強/ペーパータオル原紙生産に特化した抄紙機・加工機
2019年の会社別パルプ生産/前年比増産は10工場、減産は19工場

●今週の数字
中国造紙協会の2019年報告/生産・消費ともプラス成長に回帰

●REPORT
貿易・投資円滑化ビジネス協のアンケート結果/問題の指摘数は増加、途上国が8割弱

●統計と市況
原材料

●米国市況
グラフィック用紙、パッケージ用紙

●ニュースファイル
団体の動き 企業の動き 決算 トピックス 人事異動

〈6月8日号〉

2020-06-01

 

●R&D情報
年産30万t超は前年と同じ30工場/細かな増減産で順位変動もある2019年の会社別紙・板紙生産

●ワールドレビュー
M&Aによる成長とコロナ対策を重視する米国企業の投資戦略

●話題を追って
地域別にみたインバウンド需要の蒸発/近畿では旅行消費額の3割が消失
国交省 トラック運送業の標準運賃設定/取引適正化・労働条件改善を促進

●ワイドフレックス
農林水産省 2019年の木材統計/国産材の供給割合は前年比1.6pt上昇

●今週の数字
2019年の小売業販売/ドラッグストアが全体の牽引役に

●R&D情報関連付表
グループ企業別に見た紙の生産シェア(2019年)
グループ企業別に見た板紙の生産シェア(2019年)

●REPORT
2020年版「IR活動の実態調査」/ESG重視だが社内での連携に課題も

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●国際市況
市販パルプ

●ニュースファイル
企業の動き 決算 トピックス

<6月1号>特集■グラフィックペーパー

2020-06-01

 

特集 ■ グラフィックペーパー

●Report
全印工連〈用紙価格等動向調査〉/2年前の調査と比較して大幅な上昇 垣間見える巻平格差縮小への努力

●Lecture
メディアとしての紙の科学と芸術/表現多彩のフォントでコンテンツを充実 「秀英体」はグラフィックの中で進化を続ける
大日本印刷㈱コミュニケーション開発本部秀英体開発グループ 伊藤正樹

●Topics
グリーン購入ネットワーク/「再生紙の供給状況は改善」と報告

●Article
プロダクションインクジェット印刷機の動向と紙メディアの在り方 -デジタル印刷ソリューションのトレンド 木村篤樹(三菱製紙)

●催事
2020年度 紙パ関連各社の入社式~トップの訓示より/「環境変化に臆せず挑むことが大事」「これからがこれまでを決める」

●Report
働き方の変化とテレワークに関する意識調査/全体の7割が「テレワークをしたい」「夜間の残業」が減少、「テレビ会議」が増加

●Topics
日本製紙連合会/《ラブレターコンテスト2020》入賞作品/紙上の文字だからこそ気持ちが伝わる
訪日外国人の旅行消費額調査〈1~3月期〉/入国制限もあり前年同期比41.6%減に 国籍別金額では「中国」がトップ

●統計
板紙/20年2月度生産実績 前年比97.5% 段ボール/段ボール生産量実績 3月度は前年比100.6% パルプ・パルプ材/UKP生産3ヵ月ぶり減少 出版/休校で特需 学参が30%増

●インフォメーション

2020年 <6月号> 特別企画/環境対策ガイド2020

2020-06-01

 

特別企画 環境対策ガイド2020

●特別企画寄稿
ナノセルロースの現状と今後の展望
(国研)産業技術総合研究所 材料・化学領域 研究戦略部 上席イノベーションコーディネータ 平田悟史
バルカナイズドファイバーの新たな展開 ─ ナノ・マイクロファイバーが融合したセルロース材料
北越コーポレーション㈱新機能材料開発室長 中俣恵一
ゴム用変性セルロースナノファイバー(CNF)配合樹脂の開発
星光PMC㈱技術本部CNF事業推進部 関口秀哉
大学の研究開発に見る紙パ関連分野の最新技術 ─ 包装材・CNF・紙スマート技術の製品化事例
岩崎誠
脱プラ時代の紙リサイクルについて ─ 紙の優位性と強度低下のメカニズム
京都大学 山内龍男
原料品質の変化と新しい古紙処理機器・システム ─ 低濃度パルパーの強化と粗選工程の最新技術
相川鉄工㈱技術部 浦田治朗
中国製紙産業の新たな発展の機会となる「新プラスチック制限令」
中国紙パルプ研究院有限公司 郭彩雲

●海外動向
中国/古紙輸入“ゼロ”へ向け着々と許可枠が縮小 ─ 第1〜6回の総合計は450万t

●CNFの市場拡大進める注目技術
相川鉄工/紙造りの技術蓄積を次世代素材開発へ ─ CNF製造用機器および受託試験
熊谷理機工業/良質な原料パルプを製造する各種装置
スギノマシン/独自のウォータージェット技術によるバイオマスナノファイバー

●持続的成長を支える環境技術
アンドリッツ/パルプ製造プロセスの環境負荷とコストを低減するダクトストリッピング技術/スラッジの予備脱水システム“グラビティテーブル”と移動式テストユニット
バルメット/最新の白水浄化システムと高効率叩解,および回収ボイラーのSD短縮技術
日本インカ/白水回収用ろ過機“マイクロフィルター”

●関連記事・データ
環境関連ニュース・ダイジェスト(2019年5月〜2020年4月)

●業界動向
製紙・関連各社/新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた支援相次ぐ

●データシート
アジア主要国の紙・板紙・原材料需給 中国/インド/インドネシア/マレーシア/フィリピン/韓国/台湾/タイ/ベトナム/オーストラリア

●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(90)「紙でできた楽器」が拡げる素材の可能性(Part2)
中山裕一朗

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈令和2年3月度〉

〈5月25日号〉

2020-05-25

 

●R&D情報
過半に迫るアジアの生産・消費シェア/eコマースと持続可能性が後押しする世界のパッケージ用紙市場

●ワールドレビュー
新型コロナ禍を契機に大幅減産体制に入る北米の紙パルプ工場

●Future’s EYE
気候と生態系の危機に関する公開意見交換会/研究者が真剣に本音で語り合った国環研のユニークな試み

●R&D情報関連付表
世界の国・地域別 パッケージ用紙需給(2017〜18年)

●統計と市況

●中国市況
古紙・パルプ

●ニュースファイル
企業の動き 決算 新製品 人事異動

〈5月18日号〉

2020-05-20

 

●R&D情報
1人当たり消費量はまだ3㎏台/生活水準の向上を背景に成長の余地が大きいアジアの衛生用紙

●ワールドレビュー
狂乱買いの減少で「絶好調」から「停滞」へ向かう米国段ボール需要

●話題を追って
再生紙の調達難から1年余が経過/GPNが「供給状況は改善」と評価報告
生団連「強力な追加経済対策」を要望/リーマン・ショック時並みの自殺者数急増を懸念

●ワイドフレックス
製紙連「ラブレターコンテスト」入賞作品/紙上の文字だからこそ気持ちが伝わる

●R&D情報関連付表
世界の国・地域別 衛生用紙需給(2017~18年)

●統計と市況
板紙

●米国市況
古紙

●ニュースファイル
企業の動き 決算 トピックス 移転・変更 人事異動

<5月2号>

2020-05-19

 

●Topics
王子ホールディングス/医療用ガウン用途の不織布とマスクの国内生産開始へ
大王製紙/不織布マスクの国内生産ラインをスピード新設、7月には増産へ
生団連/緊急事態宣言延長に対し「強力な追加経済対策」を要望 リーマン・ショック並みの自殺者急増を懸念
APPジャパン/コピー用紙売上の一部を非営利環境保全団体に寄付
欧米紙パルプ産業/新型コロナ感染拡大はどのような影響を及ぼすか
中南米の包装容器需要/廃プラ大幅削減へ向け代替品利用活発化 飲料業界では白板へ切替え増加
機能紙研究会/研究会誌の最新号を発行 第58回研究発表・講演会を完全収録

●Report
世界の紙・板紙需給2018年/インドの増産と中国の減産が顕著 パッケージ用紙の割合が6割
中小企業の景況調査/景況判断DIは全業種で5期連続の低下 コロナ禍の影響も

●Lecture
東京都市大学知識工学部(現 情報工学部) 渡部和雄教授/「紙の出版物、電子出版物に対する消費者の意識・行動の分析」より

●催事
洛東遺芳館・令和2年春季展《大坂の絵師と婚礼調度品展》

●製品紹介
くらしと紙/大王製紙、ナカバヤシ

〈5月11日号〉

2020-05-19

 

●R&D情報
災害要因分析にみる安全衛生上の課題/製紙産業の「死亡災害撲滅」はどのようにすれば達成できるのか

●ワールドレビュー
“クリック&コレクト”方式の購買スタイルが定着する米国小売市場

●話題を追って
2020年度 入社式にみるトップの訓示/環境変化に臆せず挑むことが大事

●REPORT
第3回「SDGsに関する生活者調査」/若年層を中心に認知度が急上昇

●中国市況
古紙・パルプ

●統計と市況
関連指標

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ニュースファイル
企業の動き 決算 トピックス 新製品 人事異動

2020年 <5月号> 特集/変革期の技術を追求する静岡・富士地区の製紙産業

2020-05-19

 

特集/変革期の技術を追求する静岡・富士地区の製紙産業

●特集インタビュー
“紙化”のニーズに柔軟な対応を 他方では事業構造の転換を加速
日本製紙㈱ 参与 富士工場長,(一社)静岡県紙業協会 会長  山邉義貞氏
需要減少の品種分野でも安定供給と新たな製品・用途の開拓を
王子エフテックス㈱ 取締役常務執行役員・東海工場長,(一社)静岡県紙パルプ技術協会 会長 島㟢克彦氏
有事対策には備蓄を推進 新製品・技術で家庭紙の課題解決へ
コアレックス信栄㈱ 代表取締役社長 黒㟢暁氏
各分野の知見・ノウハウを集約しスピード感あるCNF実装を
静岡大学農学部 ふじのくにCNF寄附講座・特任教授 青木憲治氏

●サプライヤーに聞く
多様性活かす人づくり・モノづくりで働きがいのある産業に
㈱小林製作所 代表取締役社長 小林俊雄氏
装置メーカーの意識で省人化などに役立つ提案を
日本車輛製造㈱ エンジニアリング本部産業機械部 次長 兼松政博氏

●特集関連
データで見る静岡・四国の紙パルプ
産地ニュース・ダイジェスト(2019年4月〜20年3月)
紙パ技術をリードする有力企業
相川鉄工/青木機械/アセック/アンドリッツ/飯田工業薬品/大鳥機業社/カノンテクノ/川之江造機/協立電機/協和鐵工所/コーエイ工業/小林製作所/栄工機/サトミ製作所/佐野機械/新興エンジニヤ/新浜ポンプ製作所/大昌工所/大善/日本車輌製造/日本フイルコン/ファビオ・ペリーニ・ジャパン/深沢商会/富士造機/マイサーボ/丸石製作所/丸十鉄工所/油化産業/淀川芙蓉
静岡県紙パ関連企業リスト

●寄稿
紙づくりで培った技術を活用した次世代素材の開発 ─ CNF研究開発の取組みについて
相川鉄工㈱新規事業開発部  山村延彦
IoT・AIによる欠点断紙対策の自動化
㈱メンテック 富士事業所 開発1グループ  坂田人丸
海外に見る紙パ関連の新技術・新製品(2)─ ピッチ対策およびユニークな機能紙・プラスチック代替など
岩崎誠
インドひとり旅/混在する多様な民族・宗教・文化に触れて(下)
豊福邦隆

●海外動向
欧米/新型コロナ感染対策が欧米の紙パにも影響
中国/感染拡大で相次ぐ異業種のマスク設備新増設
中南米/廃プラの大幅削減へ向け代替品の利用へ ─ 飲料業界では白板紙への切替えが増加

●業界動向
機能紙研究会/研究会誌の最新号を発行 ─ 第58回研究発表・講演会を完全収録
バルメット/広報誌『Forward』最新号を発行 ─ リモートサポート活用のメリットなどを紹介
兼松KGK/Firefly社の発火検知・消火システムが注目 ─ 0.2秒で熱量検知し誤動作なく設備を保護

●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(89)「紙でできた楽器」が拡げる素材の可能性
中山裕一朗

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈令和2年2月度〉

<5月1号>

2020-05-08

 

●Report
地方自治体のリサイクル施策調査/禁忌品表示は世帯数で9割超が実施 規模が大きいほど掲載割合は高い傾向に
2019年のマスコミ4媒体広告量/全媒体でプラスは「官公庁・団体」のみ 長梅雨、消費増税、台風など響く
新たな成長段階に入った中国の衛生用品産業/試練の時期をいかに乗り切るか 2018年・19年から2020年へ

●Topics
コロナ禍以降の古紙国際相場/輸入古紙への依存度を高める一方で、原紙輸入を急ぐ中国
製紙産業2019年の安全成績/「死亡災害ゼロ」はまたも未達に
中国マスク事情/感染拡大で相次いだ異業種の参入と設備投資

●Lecture
東京工芸大学工学部工学科 森山剛・准教授/古代エジプト王墓壁画の色彩から知り得たこと 紙の知識だけでは紙の良さを説明できない

●催事
愛知県古紙協同組合 第49回通常総会/今期より名古屋市会議員が顧問に就任

●製品紹介
くらしと紙/王子ネピア、ユニ・チャーム

〈5月4日号〉

2020-05-08

 

●R&D情報
携帯電話の位置情報などで分析/COVID-19による世界経済への影響はEUで大、東アジアで小

●ワールドレビュー
紙需要にも影響を及ぼす非公式経済への関心が高まるブラジル

●話題を追って
紙パの春季交渉結果/業績改善を反映し前年比プラスの妥結
1〜3月期 訪日外国人の旅行消費額調査/入国制限もあり前年比41.6%減に

●Future’s EYE
「読みやすい」から自在な感情表現まで/現在も開発が続く「秀英体」はどのように進化してきたか

●統計と市況
原材料

●米国市況
板紙・包装用紙

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
企業の動き 団体の動き 決算 トピックス 新製品

紙・板紙需給速報2月/主要品種の国内出荷は衛生用紙を除き減少

2020-04-28

 日本製紙連合会が集計した2月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△5.7%の182.0万tと7ヵ月連続の減少(以下、「%」表記は前年同月比)。うち紙は△6.8%の96.9万tで7ヵ月連続の減少、板紙は△4.4%の85.0万tで5ヵ月連続の減少。主要品種の国内出荷は、月末に買いだめ騒動が起きた衛生用紙を除き前年同月を下回った。特に際立ったのは、衛生用紙の+15.1%と塗工紙の△15.1%。
 紙・板紙のメーカー輸出は+23.2%の14.6万tで2ヵ月連続の増加。うち、紙は△9.1%の7.4万tで16ヵ月連続減、板紙は+93.1%の7.2万tと3ヵ月連続の増加。紙はアジア向けを中心に減少し、板紙は東アジア、東南アジア向けが増加した。
 紙・板紙の在庫は前月比+1.5万tの222.4万tで2ヵ月連続の増加。うち紙は、衛生用紙が減少したが新聞用紙、印刷・情報用紙、包装用紙が増加して同+0.2万tの145.4万t。板紙は段ボール原紙、白板紙ともに増加して同+1.3万tの77.1万t。いずれも2ヵ月連続増。

 主要品種の動向は以下の通り。

 〔新聞用紙〕
 国内出荷は△7.5%の17.7万tで28ヵ月連続減。
 〔印刷・情報用紙〕
 国内出荷は△12.3%の51.8万tで7ヵ月連続の減少。メーカー輸出は△6.8%の4.8万tで16ヵ月連続の減少。
 〔包装用紙〕
 国内出荷は△5.0%の5.5万tで11ヵ月連続減。メーカー輸出は△19.4%の1.4万tで5ヵ月連続減。
〔衛生用紙〕
 国内出荷は+15.1%の16.5万tで5ヵ月ぶりの増加。
 〔段ボール原紙〕
 国内出荷は△4.3%の68.1万tで5ヵ月連続減。メーカー輸出は+99.3%の7.0万tで3ヵ月連続の増加。
 〔白板紙〕
 国内出荷は△6.0%の10.8万tで7ヵ月連続の減少。

(FUTURE2020年4 月6 日号)

大王製紙/三島工場でN7マシン稼働、アジア向け板紙輸出を強化

2020-04-28

 大王製紙はかねて進めていた三島工場N7号抄紙機(写真)の改造工事を完了し、4月1日から営業運転を開始した。生産能力は月産2.5万t(板紙)。投資額は約200億円。
 大王製紙はこれまで、多様なパルプを活用して複数品種を生産できる、三島工場のスイングマシンの特性を活かし、需要の変化に柔軟に対応してきた。また現在は、紙・板紙事業の構造改革として「メディア用途の紙から梱包・包装用途の紙へのシフト」に取り組んでおり、その一環として、洋紙の製造設備であるN7号抄紙機を需要が堅調な板紙へ設備改造した。
 同社は今後、三島工場の臨海立地の特性を生かし、段ボール需要の伸長が見込まれる中国・東南アジア向けの輸出に重点を置いていく方針で、製品はアジア諸国で需要が高まる破裂強度が高いハイグレード品を主体に生産・販売していく。 特に、需要が日本の約5倍(380万t/月)と旺盛で古紙輸入の規制により板紙生産がひっ迫する中国を中心に拡販する。
 三島工場は世界最大級の臨海製紙工場であり、国際貿易港に隣接しているため、中国などアジア諸国への物流コスト面で有利。また、ハイグレード品を見据えて改造したN7号機は、同工場のコスト競争力の高いパルプやエネルギーに加え、古紙の高度利用など、国内屈指の競争力を持つ。同工場では、難処理古紙を活用し、木材繊維はマテリアルリサイクル、ビニールなどの廃棄物はサーマルリサイクルと、ゼロエミッションも実現する。

 

(FUTURE2020年4 月20日号)

日本製紙/三井住友信託銀行とPIF契約を締結

2020-04-28

 日本製紙はこのほど、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱したポジティブ・インパクト金融原則に即した「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(資金使途を特定しない事業会社向け融資タイプ)」の融資契約を、三井住友信託銀行と締結した。
 ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクトを包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資。企業の活動、製品、サービスによるSDGs達成への貢献度合いを評価指標として活用し、情報開示することが最大の特徴だ。日本製紙は、プラスチックの減量につながる紙製素材や、CO2排出低減に寄与する製品・サービスを生み出していること、また、「持続可能性と生物多様性に配慮した原材料調達」や「気候変動問題への取組み」など、さまざまな企業活動テーマが評価され、今回の融資契約となった。

 

(FUTURE2020年4 月6 日号)

日本製紙グループ/新聞古紙リサイクルで読売新聞社と契約締結

2020-04-28

 日本製紙は、読売新聞東京本社が開始した新聞古紙の「クローズド・ループ」システムで、同社から直接古紙を購入する契約を結んだ。読売新聞社が回収した古紙を日本製紙が買い受ける。システムの運用は、4月1日から東京都中野・杉並・世田谷エリアで開始している。
 新聞古紙は通常、古紙市場を経由して国内製紙メーカーへ販売されるほか、一部が海外へ輸出されているため、市況動向によっては国内の古紙流通量が不足する恐れがある。クローズド・ループシステムは、資源である新聞古紙を長期的かつ安定的に新聞用紙の原料として循環させることが目的。

(FUTURE2020年4 月20日号)

高尾製紙、丸王製紙/4月1日付で合併し「高尾丸王製紙」に

2020-04-28

 静岡県の製紙会社、高尾製紙と丸王製紙は4月1日付で経営統合する。新会社「高尾丸王製紙㈱」を設立し、工場と販売部門の統合を図る。
 両社はともに、少年向けコミック誌などの本文用紙に使われる特殊更紙(印刷せんか紙)メーカー。特殊更紙を含む下級印刷紙のマーケットは年間約35万tで、特更メーカーとしては両社のほか、興亜工業、大二製紙などがある。
 電子書籍やマンガアプリの普及で、紙のコミック誌の発行部数が減り続けている。少年コミック誌で最も発行部数が多い『週刊少年ジャンプ』は、最盛期の1995年に653万部を記録し、ギネスブックにも登録されたが、2019年1~3月期は170万部を割り込んだ。とはいえ、100万部を超える雑誌は他になく、また同誌を含む少年向けコミック誌14誌の総発行部数は、昨年1~3月期で405万部(日本雑誌協会調べ)と、出版不況が続く中でも依然強力な市場である。需要構造は変化しているが、両社は経営統合して効率化を図ることで、需要に見合った生産・販売態勢を構築し、新たな収益モデルの確立を目指す。

 〔新会社役員〕
 代表取締役会長CEO 大石恭平(高尾製紙)
 代表取締役社長 渡邊典正(丸王製紙)
 取締役 境昌克
 取締役 前林晃
 監査役 横川雄一

 〔事務所・本社工場〕
 〒417-0854静岡県富士市宇東川西町1-12
 TEL 0545-53-0115 FAX 0545-51-8494(現・丸王製紙本社所在地)
 〔山本工場〕
 〒418-0023静岡県富士宮市山本200-1
 TEL 0544-26-8128 FAX 0544-26-8342(現・高尾製紙本社工場所在地)

 〔参  考〕
 高尾製紙:1950年設立、資本金5,300万円、従業員67名、月産4,000t
 丸王製紙:1955年設立、資本金4,000万円、従業員50名、月産4,000t。

 

(FUTURE2020年3月30日号)

大王製紙/CNF成形体『ELLEX-M』高性能卓球ラケットに採用

2020-04-28

 大王製紙が開発したセルロースナノファイバー(CNF)成形体『ELLEX-M』が、4月に発売される㈱タマスの高性能卓球ラケット『レボルディアCNF』の部材として採用された。
 タマスは卓球の国内トップ選手を多数契約選手に抱える卓球用品メーカー。『バタフライ』の商標で数多くの卓球用品を製造販売し、選手用の高品質ラケットでは世界トップの実績を誇る。大王製紙とタマスは、2014年から『ELLEX-M』を用いた卓球ラケットの共同開発を進め、昨年6月に打球の威力を高められることを発表。さらに、従来のラケット用部材ではできなかった、CNF特有の性能である「高反発でありながら振動特性を低く抑えられる」点も評価され、今回の採用となった。
 『ELLEX-M』はCNFの強度や熱特性を活かせるシート状材料。大王製紙が設計開発したCNFとパルプ繊維を複合化したCNF高配合の成形体で、汎用プラスチック材料の約5倍の力学物性(引張特性)を示し、熱特性にも優れている。
大王製紙はこのほか、『ELLEX-M』の車両への実装も進めている。米国の自動車レースに参戦している「SAMURAI SPEED」の電気自動車に、2018年から『ELLEX-M』を提供。最初はエアロパーツ(カナード翼)だけだったが、19年にはボンネット、後部ドア、後部スポイラーと実装箇所を増やし、今年(6月開催→8月に延期)は車体外装全体に実装することとなった。これにより車両の大幅な軽量化を図る。
 「SAMURAI SPEED」はこれまで、同レースに市販電気自動車で参戦してきたが、3年目となる今回は、プロトタイプの電気自動車を新規に製作し、改造無制限のアンリミテッドクラスに出場する。また大王製紙は、レース環境での耐久性などを検証し、今後の実用化に向けた取組みを進める。

 

(FUTURE2020年3月30日号)

凸版印刷/CNFエコカップを開発、プラ使用量を半減

2020-04-28

 凸版印刷は、セルロースナノファイバー(CNF)を用いた飲料向け紙カップ『CNFエコフラットカップ』を開発し、4月からサンプル出荷を開始する。 写真はサンプル。
 『CNFエコフラットカップ』の最大の特長は高いバリア性と密閉性。日本製紙グループとともに性能改善に取り組んできた、CNFをコーティングした原紙を使用し、高いバリア性を付与している。また、凸版印刷の成型技術を活かして特殊加工を施した完全密閉構造により、商品の長期保存化を実現した。これにより、今まで固形食品向けにしか使用できなかったCNF紙カップを、飲料などの液体用にも使用できるようにした。また、無菌充填・高温充填にも対応可能で、遮光仕様もラインアップしている。
 世界規模で脱プラスチックの動きが進む中、『CNFエコフラットカップ』は従来の飲料向けプラスチックカップと比較して、プラスチック使用量を約50%削減できるというメリットもある。CO2排出量も約20%削減できる。
 価格は、従来の飲料向けプラスチックカップとほぼ同等を実現した。凸版印刷は今後、飲料メーカーや流通企業などに向けて拡販していく意向で、2023年度にCNFを用いた紙容器全体で約5億円の売上を目指す。同社では、「今後もCNFを用いた新たな紙容器の開発を推進していく」としている。

 

 

(FUTURE2020年4 月13日号)

『タイムス インタビューズ2020 有識者に聞く』を刊行

2020-04-28

 紙業タイムス社は2020年4月20日に単行本『インタビューズ2020 有識者に聞く』を刊行した。

 同書は紙業タイムス社およびテックタイムスの定期刊行物に掲載された過去1年間の業界有識者インタビュー記事を再録し、1冊の単行本にまとめたもの。毎年刊行しているシリーズ企画で、従来の年鑑形式などとは異なり、折々の環境変化を反映した貴重な証言録として好評。

 製紙業界および関連業界のオピニオンリーダー90人が環境変化著しい現在を語る。

 B5判・262頁、定価 本体10,000円+税(送料別)

 今回掲載した業界有識者は以下の通り(敬称略。50音順)。

 ・青野智良(特種東海製紙 特殊素材カンパニー 営業本部 特殊紙営業部)
 ・安藤芳徳(国際紙パルプ商事 北日本支店)
 ・井出丈史(大善)
 ・歌田年(作家)
 ・梅木一正(見山製紙工業)
 ・北村与一(見山製紙工業)
 ・江守康昌(日華化学)
 ・太田英之(ファビオ・ペリーニ・ジャパン)
 ・大西肇(大西紙店)
 ・大矢隆司(ユーピーアール 物流事業本部)
 ・岡田光弘(中部洋紙商連合会/名古屋洋紙同業会/岡田)
 ・梶山 宗助(相川鉄工)
 ・河崎雅行(日本製紙 研究開発本部CNF研究所)
 ・岸能弘(柏原紙商事 大阪支店)
 ・北山俊彦(日本紙パルプ商事 北日本支社)
 ・久保田隆(久保田)
 ・熊谷健(熊谷理機工業)
 ・栗原正雄(全国製紙原料商工組合連合会)
 ・郡司秀明(日本印刷産業連合会デジタルプレス推進協議会/日本印刷技術協会)
 ・花井秀勝(フュージョン)
 ・岡本幸憲(グーフ)
 ・山口実(日本フォーム印刷工業連合会)
 ・井上秋男(メディアテクノス)
 ・小出博信(第一印刷所)
 ・小島道一(東アジア・アセアン研究センター/シニアエコノミスト)
 ・小林俊雄(小林製作所)
 ・小林侯隆(新生紙パルプ商事 名古屋支店/名古屋洋紙代理店会)
 ・今野武夫(日本紙類輸出組合/日本製紙)
 ・佐伯則昭(全国段ボール工業組合連合会 中部段ボール技術委員会)
 ・近藤勝(東京都製紙原料協同組合/美濃紙業)
 ・近藤昌和(東京都製紙原料協同組合/ノボル紙業)
 ・齋藤浩二(東京都製紙原料協同組合/グリーン)
 ・松井宏隆(東京都製紙原料協同組合/松井紙業)
 ・坂田智(東京都製紙原料協同組合/坂田亮作商店)
 ・高橋宏明(東京都製紙原料協同組合/丸十商店)
 ・櫻井醜(日本フォーム印刷工業連合会/日本印刷産業連合会)
 ・笹島久義(新生紙パルプ商事 札幌支店/北海道洋紙代理店会)
 ・三瓶悦男(新生紙パルプ商事 大阪支店)
 ・関本修司(北越コーポレーション)
 ・實守敏訓(大阪府紙料協同組合/實守紙業)
 ・柴田博仁(富士ゼロックス 研究技術開発本部)
 ・杉野光広(日本製紙 技術本部 エネルギー事業本部)
 ・曹振雷(中国造紙学会)
 ・田墨啓治(日本RPF工業会)
 ・田名網進(日本紙パルプ商事 中部支社)
 ・谷口和隆(平和紙業 営業統括本部 全社販売推進部)
 ・手島徹(日本紙パルプ商事 関西支社)
 ・寺井誠(東日本段ボール工業組合 東部段ボール技術委員会)
 ・寺垣毅(日本紙類輸入組合/丸紅)
 ・土居恭高(東日本段ボール工業組合 東部段ボール安全衛生委員会)
 ・中村淳(国際研修協力機構)
 ・野沢徹(日本製紙)
 ・馬城文雄(日本製紙)
 ・長谷川裕一(もっかいトラスト/北海道製紙原料直納商業組合)
 ・林廣文(日本家庭紙工業会/カミ商事 東京支店)
 ・原敬三(国際紙パルプ商事 関西支店)
 ・原田義昭(環境大臣)
 ・加来正年(王子ホールディングス)
 ・今野武夫(日本製紙)
 ・平戸順一(竹尾)
 ・復光正明(全国段ボール工業組合連合会 南部段ボール技術委員会)
 ・藤原省二(王子ホールディングス)
 ・細谷善宏(全国段ボール工業組合連合会 中部段ボール安全衛生委員会)
 ・増田明彦(静岡県紙業協会/マスコー製紙)
 ・松村浩(丸紅 フォレストプロダクツ本部)
 ・大久保賢治(丸紅 パッケージ事業部)
 ・水野博(土佐紙業)
 ・宮内健人(斎藤英次商店 内職市場事業部)
 ・服部亮司(斎藤英次商店 マーケティング部)
 ・池田直樹(斎藤英次商店 マーケティング部)
 ・宮本智彦(新生紙パルプ商事 仙台支店)
 ・村井久容(高田/大阪洋紙同業会)
 ・矢倉義弘(近畿製紙原料直納商工組合/大和紙料)
 ・山上春美(大阪府古紙流通安定協会/大阪再生資源業界近代化協議会/山上紙業)
 ・横手広樹(経済産業省 産業技術環境局 資源循環経済課)
 ・金子浩明(環境省 環境再生
 ・資源循環局 リサイクル推進室)
 ・鈴木恭介(日本印刷産業連合会)
 ・吉田綾(国立環境研究所)
 ・吉田義人(元ラグビー日本代表)
 ・龍国志 (トーチインターナショナル)
 ・若本茂(北越コーポレーション 技術開発本部 安全統括部 技術開発部)
 ・渡良司(古紙再生促進センター)
 ・山本浩平(レンゴー 尼崎工場)
 ・須長利行(全国製紙原料商工組合連合会)
 ・石川喜一朗(中部製紙原料商工組合)
 ・趙偉(中国造紙協会)
 ・銭毅(中国造紙協会)
 ・張秀紅(中南[天津]再生資源)
 ・牛慶民(江蘇省造紙行業協会)

2020年 <紙業タイムス年鑑>

2020-04-24

 

〈紙業タイムス年鑑〉

●レポート〔1〕製紙産業の成長戦略/月間ダイジェスト
◇製紙産業の成長戦略/SDGsとESGは2020年代の製紙産業の成長戦略になり得るのか 尾鍋 史彦
◇月間ダイジェスト
*企業・団体の動き——投資/開発・新製品/設立・移転・変更、ほか
*紙パルプ関連業界——業界の動き/催事
*人の動き——就任・物故

●トレンド〔1〕洋紙
◇洋紙/国内出荷は6年連続減、メーカー輸出は3年ぶり大台割れ
◇新聞用紙/需給双方のコストメリットで40g紙のシェアが26%と急上昇
◇非塗工紙/国内出荷は上級紙で微減も 出版不振が深刻な中・下級紙
◇コーテッド紙/“供給不足”“消費増税”等でユーザーの紙離れが散見
◇特殊印刷用紙/メーカー、代理店各社の“再ブランディング”が加速
◇情報用紙/すべての品種で生産増も国内出荷は前年並み
◇包装用紙/国内出荷は一転して前年割れ “脱プラスチック”加速の恩恵も
◇衛生用紙/単価アップで市場拡大 ティシュ不足による輸入増も

●レポート〔2〕世界の古紙需給/工業統計に見る紙パ産業
◇世界の古紙需給 アジア新興国の利用拡大をもたらした中国の輸入規制/世界の国・地域別古紙需給/世界各国の古紙回収率・利用率試算
◇工業統計に見る紙パ産業 出荷額は3年連続で7兆円超も伸び率は製造業平均を下回る

●トレンド〔2〕板紙/原料/需要
◇板紙/強調できる材料に乏しく 4年ぶり前年を下回る
◇段ボール原紙/国内出荷7年ぶりに前年割れ 自然災害や冷夏などが響く
◇白板紙/脱プラ、食品ロス問題の恩恵は限定的との予測も
◇その他紙器用板紙/プラス材料に乏しく 国内出荷・輸出は前年割れ
◇パルプ/世界的需要不振で下げ基調の一年に
◇パルプ材/国産N材、輸入L材 需要減で集荷マイナスに
◇古紙/生産減で紙向けは6年連続、板紙向けは7年ぶりのマイナス
◇植林/プロジェクトの消滅など漸減傾向が浮き彫りに
◇代理店国内販売/ピーク時から400万t近く減少し700万tの大台を割り込んだ洋紙、世界経済や天候不順の影響で3年ぶりにマイナスとなった板紙
◇紙類輸出入/輸出余力低下と振替輸入の拡大で圧縮された出超幅
◇新聞/広告の収入比率 初の2割以下に
◇出版/電子23.9%増の大躍進で紙+電子が初の0.2%増
◇段ボール/生産量は10年ぶりに前年割れ 米中貿易摩擦などが影響
◇製袋/角底袋生産数量は前年増も原紙前年割れで“ダウンサイズ”に

●話題
紙の博物館/『新版 紙の知識』を発行 創立70周年で内容刷新

●催事
国際紙パルプ商事/和紙から糸を紡ぐ 美しい織物「紙布」本社1階で妹尾直子作品展を開催中
大阪府紙商組合 午さん会講演会/100年に一度の大変革「モビリティ革命MaaS」
西日本段ボール工業組合/2020年も活発な組合活動を展開中

●統計
家庭紙/コロナ報道で仮需 トラック不足に

●インフォメーション

<4月1号>地域特集■東北

2020-04-24

 

地域特集 ■ 東 北

●Interview
北山俊彦(日本紙パルプ商事)/持続可能な社会と地球環境により一層貢献する企業グループを目指す
安藤芳徳(国際紙パルプ商事)/国のニーズに応える《Green Biz Project》で“紙化”促進など需要を喚起
宮本智彦(新生紙パルプ商事)/紙の多様性をアピールし新たな市場開拓に視野を広げる

●催事
こんのグループ《新春の集い》2020年度のスローガンは「目標<目的」~自分との約束を守る~

●Report
紙リサイクルセミナーから~古紙の大余剰時代を危機管理で乗り切る/金谷信章氏「徹底した品質管理で中国からアジア諸国への販売シフトを」/梶野隆史氏「古紙の品質向上のために分別基準の統一と周知徹底を」
電通「2019年 日本の広告費」/インターネットが初の2兆円台に、低下する紙系媒体のシェア

●話題
~発売即1万2,000部+αが毎号完売~/専門誌『デザインのひきだし』の現場から見えてくる“明るい紙の未来”
丸富製紙/芯なしトイレットペーパーにCNFを配合-芯孔強度20%向上を確認
ふじのくにCNFフォーラム/富士市で「第7回セミナー」を開催-NCVプロジェクトの成果など6件を報告

●製品紹介
くらしと紙/日本製紙クレシア、大王製紙

●統計
板紙/19年12月度生産実績 前年比100.5%
段ボール/段ボール生産量実績 1月度 前年比101.6%
パルプ・パルプ材/UKP販売 前年反動で大幅増
出版/児童書の枠超え人気「おしりたんてい」

●インフォメーション

〈4月27日号〉

2020-04-23

 

●R&D情報
米中貿易摩擦など不透明感増す海外情勢/不確実性の中で新たな展開を模索する日系企業の海外ビジネス

●ワールドレビュー
都市封鎖による供給減でアジアの輸入OCC市場は値上げに向かう

●今週の焦点
紙パ各社の新型コロナウイルス対策/大半でテレワーク、時差通勤など実施

●REPORT
働き方の変化とテレワークに関する意識調査/全体の7割が「テレワークをしたい」

●今週の数字
IMFの「2020年 世界経済見通し」/世界は3.0%減、日本は5.2%減に

●統計と市況

●中国市況
古紙・パルプ

●ニュースファイル
団体の動き 企業の動き 決算 トピックス 新製品 人事異動

〈4月20日号〉

2020-04-23

 

●R&D情報
紙の強み、電子の強みを改めて考察/世代や性別で消費者の意識と行動は、どう変わっていくのか

●ワールドレビュー
州境閉鎖で物流が途絶し生産停止を余儀なくされたインド製紙産業

●話題を追って
全印工連 用紙価格等動向調査/大幅な上昇も、巻平格差は縮小へ

●今週の数字
XL紙の割合が26%に達した新聞用紙/SL紙からの移行が急進展

●ワイドフレックス
「人手不足倒産」動向調査/19年度は194件、6年連続最多を更新

●統計と市況
関連指標

●米国市況
古紙

●国際市況
市販パルプ

●ニュースファイル
企業の動き 団体の動き トピックス 人事異動

〈4月13日号〉

2020-04-23

 

●R&D情報
ピーク時に比べて400万t近くも減少/700万tの大台を割り込んだ洋紙代理店の国内販売実績

●ワールドレビュー
コロナウイルスの脅威下でも奮闘する欧州の紙パルプ業界

●話題を追って
中小企業の景況調査/業況判断DIは全業種で5期連続の低下

●講演から
紙メディアシンポジウム 色彩の科学と芸術〈2〉/紙の知識だけでは紙の良さを説明できない

●マーケット
韓国 1〜3月期 紙・板紙、原材料市況/製品価格は安定も輸入古紙は変動

●統計と市況
板紙

●米国市況
新聞・出版・印刷・情報用紙

●ニュースファイル
団体の動き トピックス 新製品 人事異動

〈4月6日号〉

2020-04-23

 

●R&D情報
2018年の速報値は2.3%増/3年連続で出荷額が7兆円台に達した「工業統計」にみる紙パ

●ワールドレビュー
貿易コンテナーの滞留と需要減で混迷するアジアの新聞用紙市場

●今週の焦点
製紙産業2019年の安全成績/「死亡災害ゼロ」は、またも未達に
ウイルスの影響大きい古紙国際相場/日本の回収量は19年ぶりに2,000万tの大台割れ

●REPORT
地方自治体のリサイクル施策調査/禁忌品表示は世帯数で9割超が実施

●今週の数字
2019年のマスコミ4媒体広告量/全媒体でプラスは「官公庁・団体」のみ

●講演から
紙メディアシンポジウム 色彩の科学と芸術〈1〉/王墓の壁画に見る古代エジプトの色彩

●中国市況
古紙・パルプ

●ドイツ市況
紙・板紙、古紙

●ニュースファイル
企業の動き トピックス 新製品 人事異動

〈3月30日号〉

2020-04-23

 

●R&D情報
急増するインドの輸入量/中国の輸入規制がもたらしたアジア新興国の古紙利用拡大

●ワールドレビュー
ウイルス収束後の復興スピードは各国政府の金融・経済政策次第

●話題を追って
2019年の広告費 紙媒体の合計シェアは25%/インターネットがテレビを抜き2兆円台に

●Future’s EYE
発売即1万2,000部が毎号完売/専門誌『デザインのひきだし』の現場から見る“明るい紙の未来”〈2〉

●R&D情報関連付表
世界の国・地域別古紙需給(2017〜18年)
世界各国の古紙回収率・利用率試算(2017〜18年)

●統計と市況
原材料

●ニュースファイル
企業の動き 決算 新製品 移転・変更 人事異動

タイムス インタビューズ2020 有識者に聞く

2020-04-20

創業70周年記念出版『平成の紙パルプ・関連産業~競争と共創の30年』を刊行

2020-03-31

 紙業タイムス社は先ごろ創業70周年を迎えたが、元号が平成から令和に変わる時期と重なったことから、記念出版として単行本『平成の紙パルプ・関連産業~競争と共創の30年』を3月30日に刊行した。

 本書で振り返る平成時代は初の消費税導入でスタートし、バブル経済の到来とその崩壊、リーマン・ショック、二度にわたる大震災など、まさしく変化と激動の30余年であった。紙パルプ・関連産業はeコマースの拡大などを背景にパッケージング系用紙の需要が堅調に推移する一方、IT化進展などでグラフィック系用紙はマイナス成長が続き、製紙メーカー、流通代理店は存続をかけてさまざまな取組みを進めてきた。また、製紙の主要原料である古紙は平成9年に大余剰となり、社会問題としても取り上げられたが、その後は古紙の国際商品化にともない、中国を中心としたアジア向け輸出という新たな販路が拓け製紙原料業界は順調に発展を遂げてきた。しかし、現在では中国の環境規制強化で新たな岐路に立たされている。

 そうした各社・団体の取組みを当事者の肉声を通じて振り返り、令和時代への指針・教訓として広く関連各界に提供する内容とした。また、巻頭に掲載した東京大学名誉教授・尾鍋史彦先生による特別寄稿では「平成」を多面的に総括しており、紙パの実相を鮮明に描き出している。

 A4判・本文318頁で定価 本体10,000円(税・送料別)。

 購入は当Webのhttp://www.st-times.co.jp/purchase/から申し込める。

平成の紙パルプ・関連産業〜競争と共創の30年

2020-03-31

<3月2号>地域特集■九州

2020-03-30

 

地域特集 ■ 九 州

●Interview
長戸亮一(日本紙パルプ商事)/情報提供・発信力で差別化を図る
橋本昌仁(国際紙パルプ商事)/ペーパーアスクを汲み取り、新たな価値を提供
御手洗康仁(新生紙パルプ商事)/「当社の生業は紙の商売」という軸はずらさない
中臣康人(レイメイ藤井)/フィジカルインターネットで、物流構造改革を

●催事
九州地区紙業界三者新年賀詞交歓会/九州の紙業界、新たな1年に力強く踏み出す
日本紙通商九州支社/取引先の語らいの場「おでん会」開催

*地域の有力企業

●話題
SNSでデマ拡散、令和のトイレットペーパー品薄大騒動
日本製紙連合会《ラブレターコンテスト2020》/池袋と有楽町の2会場で開催 外出控えの中、1万通弱と健闘

●研究・報告
日本製紙連合会/2020年の〈紙・板紙内需〉ピーク時の8割の予測も現況はより厳しく
世界紙パ企業の売上高ランキング/年産100万t超は54社 再編・統合加速で順位変動も
紙リサイクルセミナーから/田墨啓治氏「石炭火力代替としてのRPF利用はCO2の排出削減効果も高い」

●製品紹介
くらしと紙/大王製紙

●統計
東京市況/印刷用紙Aの再生紙平判が好調
家庭紙/風邪・花粉症で伸長 保湿系ティシュ
古紙/12月度の回収率 2ヵ月連続の80%台

●インフォメーション

2020年 <4月号> 特集/最新塗工技術と世界の技術・製品開発動向

2020-03-30

 

特集/最新塗工技術と世界の技術・製品開発動向

●特集寄稿
バルメットの最新塗工技術 ─ OptiCoat LayerおよびOptiSizer Hardとその適用事例
バルメット㈱ 松本健治
ウエットプレスの脱水理論(DPモデル)とその周辺
山崎秀彦
海外に見る紙パ関連の新技術・新製品(1)─ 原料・パルプ化やバイオリファイナリー関連で目立つ北欧の取組み
岩崎誠
世界における直近の特殊紙事情について ─ 印刷・筆記用紙から特殊紙への転抄は進むのか
豊福邦隆

●特集業界動向
ふじのくにCNFフォーラム/富士市で「第7回セミナー」を開催 ─ NCVプロジェクトの成果など6件を報告
丸富製紙/芯なしトイレットペーパーにCNFを配合 ─ 芯孔強度20%向上を確認

●海外動向
中国における衛生用品産業の現状と今後 ─ 試練の時期をいかに乗り切るか:2018〜19年から2020年へ
編集部

●データシート
2019年紙・板紙・原材料需給

●業界動向
大王製紙/海外の衛生用品大手を相次ぎ買収 ─ ブラジルとトルコを足がかりに世界戦略を本格化
日本家庭紙工業会,経済産業省/冷静な消費行動を呼びかけ ─ 新型コロナにともなう誤情報拡散に対応
ユポ・コーポレーション/テープ原紙用途への本格進出に向けて新製品2種を市場投入
日誠産業/ACAPの「消費者志向活動章」を受章 ─ 消費者参加型・ストーリー性のある取組みが評価
紙の博物館/『新版 紙の知識』を発行 ─ 創立70周年を機に内容を刷新
page2020/ビジネス直結型の「デジタル×紙×マーケティング」を提案

●寄稿
インドひとり旅/混在する多様な民族・宗教・文化に触れて(上)
豊福邦隆

●連載
老舗を再生させた三代目が,どうしても伝えたい「経営革新」講義(88)話題の「脱プラ」商品(2019年10〜12月)
中山裕一朗

●ニュース・統計
機械・資材業界短信
月間ニュース
海外情報
アジア通信
イベントカレンダー
紙パルプ製品・設備・原材料 月別需給統計〈令和2年1月度〉

2020年 <Vol.30 No.4> 特集 医療・衛生用途で重要度増す不織布

2020-03-25

 

〈医療・衛生用途で重要度増す不織布〉

●特集(動向解説)
新型肺炎でマスク逼迫するが紙おむつは低調 ─ 外需低迷やパンデミックなどグローバル化によるマイナス面が露呈

●特集(企業展開)
“マスク用とりかえシート”に注文が殺到,ブランド戦略で次の100年へ飛躍目指す
金星製紙㈱ 石川雅友氏,小久保英恵氏
大人用紙おむつに特化,介護分野の新製品を模索
東陽特紙㈱ 森木穂高氏
防爆設備とクリーンな環境を実現した新本社工場で高付加価値化をさらに推進
㈱ディプロ 南竹義久氏
“アルカリ電解水”で知名度アップ,自社ブランドで海外進出を目指す
服部製紙㈱ 矢野雅司氏

●特集(海外動向)
新たな成長段階に入った中国の衛生用品産業 ─ 試練の時期をいかに乗り切るか:2018〜19年から2020年へ

●特集(中国マスク事情)
感染拡大で相次ぐ異業種の設備新設 ─ メルトブロー不織布の増産も活発化

●特集(業界動向)
P&Gジャパン/“ウィスパー”を国内生産に切り替え ─ 300項目の品質検査クリアした製品のみを提供
大王製紙/海外の衛生用品大手を相次ぎ買収 ─ ブラジルとトルコを足がかりに世界戦略を本格化
アルフレッサファーマ/粒子線を遮蔽して臓器を守る ─ 不織布技術で実現した放射線治療用のスペーサ
日本衛生材料工業連合会/安心・安全の基準づくりに邁進 ─ 280名が参加し新年賀詞交歓会を開催
衛材分野における新製品開発動向(2019年3月〜20年2月)

●寄稿
日本不織布産業のこれからの課題
日本不織布協会顧問 矢井田修氏
第19回国際ナノテクノロジー総合展のトピックス
技術ジャーナリスト 塩谷隆氏

●企業展開
「リサイクル」の言葉生まれる前から樹脂・繊維の資源化を実現
髙安㈱ 野田博之氏
高強度・高耐熱・ナノ化など特長もつ“トワロン”を安定供給
帝人㈱ 武田直樹氏

●業界動向
兼松KGK/Firefly ab社の発火検知・消火システムが注目 ─ 0.02秒で熱量検知し誤作動なく設備を保護
安積濾紙/濾紙の技術をきわめ次の100年を目指す ─ 創立100周年を迎え祝賀会開催
Pickup/フィルター性能や加工性に優れる極細繊維を使用の“不織布タピルス”
マーケット探訪:使い捨てカイロ/冷え性対策から肩こりまで用途が拡大

●ニュース
国内ニュース
海外情報
製品開発ニュース

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