書籍案内

タイムス インタビューズ2012 有識者に聞く

紙パルプ専門出版社としての弊社は、定期刊行物や特別企画の単行本書籍などを通じ毎年多数に上る業界内外有識者の意見・提言を、活字媒体を中心に紹介しています。

主に誌面におけるインタビューという形をとったそれらのコメントは、固有の条件下で発せられた一過性の肉声でありながらも、その時点その場面における生きた現代史の証言として普遍的な価値を備えていると弊社は考えます。

これらのインタビューを毎年1冊の単行本形式に取りまとめることで、従来の年鑑形式などとは異なる、その時代の貴重な証言録としたい。これが本書のコンセプトです。

その年度に新しく企業のトップに就任された方々はもちろん、当該部門や団体の長に就任された方々、また多年にわたり業界の第一線で活躍されている方々などの肉声を幅広く収録しました。

書籍購入

製紙業界および関連業界のオピニオンリーダー102人が環境変化著しい現在を語る。
B5判・322頁
定価 本体10,000円(税・送料別)
2012年3月26日発行
バックナンバー
>>2014年版
>>2013年版
>>2012年版
>>2011年版
>>2010年版

本書の内容

〔氏名50音順掲載・敬称略〕
相川雅紀(相川鉄工)《何事にもチャレンジ》をモットーに国内メーカーとして最後まで技術貢献
青木充雄(青木機械)国内での実績積み上げ将来は世界に向けた技術発信を
浅井文樹(北越紀州販売)社内融和で早期の《相乗効果発揮》を目指す
安藤隆生(王子特殊紙)〈色引き〉できる見本帳でロングセラーが再評価
安藤温(王子板紙)収益性の改善が急務、山積するコストアップ要因
飯田悦郎(飯田工業薬品)PS灰処理で循環型の製紙に貢献、今後は海外進出と新規事業が課題に
井川博明(カミ商事)消費者目線を意識した《200W》への拘り
石川喜一朗(中部製紙原料商工組合)《持ち去り問題》名古屋市で条例化の見込み
石川省三(カミ商事)原料から販売まで自力で調整できる事業を
石坂孝光(エコポート九州)九州から世界に発信できるリサイクル企業へ
石橋達彦(特種東海製紙)水のノウハウと経営資源生かす《ウォーター事業》始動
井出博子(大善)富士地区の特性活かし企業間協力で難局を突破
伊藤清三(平和紙業)焦点は《古紙100%》と《J-VER》、環境対応商品は新たなステージへ
伊藤茂樹(福岡印刷工業協同組合)デジタル加工技術でクロスメディアに活路求める
伊藤竜夫(レイメイ藤井)4事業部の連携で得意先への提案力高める
岩瀬広徳(日本大昭和板紙)世界経済の転換期、復興計画を迅速に進める
牛島光夫(三菱製紙)被災でみえたマットコートでの強み
宇高尊己(泉製紙)《長尺・プリント》の魅力が人気に
海老原浩(日本紙パルプ商事)8割に縮減した市場で継続可能な経営を、そのためにも求められる修正価格の堅持
大上能弘(大阪府紙商組合)家庭紙が《おまけ扱い》される悲惨な現実打破
大川博司(新生紙パルプ商事)新たな展開に向け、今の気持ちを《エネルギー》として蓄える
大久保信隆(関東製紙原料直納商工組合)中国市場を定点観測、視察調査スタート
大島光(新生紙パルプ商事)3本柱の事業構造で需要の風向き変化に備える
大堀栄子(王子ネピア)《支える人を支えよう》被災地支援活動を5月に開始
大本知昭(大本紙料)グループ化・連携・提携など総合的な企業力で安定的な仕入の確保を目指す
尾崎光明(特種東海製紙)《紙わざ大賞》を通じて〈紙〉に親しんでいただく
小嶋信一(日紙商東北ブロック)業務提携先と切磋琢磨し共存共栄を、求められる売上主義から付加価値主義への転換
甲斐昭二(国際紙パルプ商事)《ecomo》でポイントを貯め商品券GET!
垣津雅義(名古屋洋紙代理店会)不退転の決意で臨む価格修正、業界挙げてのアピールが必要
金澤昭仁(北海道洋紙代理店会)厳しい環境下での価格修正、《市況の維持》が今年最大のテーマ
釜谷和明(釜谷紙業)ストーンペーパー輸入代理店としての取組
川口幸一郎(五條製紙)平和産業である〈製紙〉を通じ日本の復興・発展に寄与
河野司(日本紙通商)各自の管理能力高め《収益の確立した》支社へ
記田正三(日藤)お客様のあらゆるニーズに対応出来る《商社》の営業を
木内正男(日本紙通商)海外拠点を拡充し3国間貿易に方向転換
草村健造(見山製紙工業)製紙から原紙販売・加工へ転換し60周年を迎え《最新鋭の欠陥検査システムで加工部門の成長を図る》
栗崎泰爾(レイメイ藤井)システム手帳《ダビンチ》の国内出荷量NO.1、日本から《アジアのレイメイ藤井〉へ
栗原正雄(全国製紙原料商工組合連合会)内外価格差の縮小が喫緊の課題
黒崎暁(日本家庭紙工業会)消費税など課題は山積、家庭紙業界地位向上の年に
黒田忠憲(北海道板紙代理店会)多様な在庫の在り方の一長一短が見えた年
小林俊雄(小林製作所)製品ラインアップ化の努力が奏功し内外事業のV字回復に大きな期待
近藤勝(東京都製紙原料協同組合)古紙の流れさえ変えた東日本大震災
紺野正弘(全国家庭紙同業会連合会)製販一体となって価格を安定させる強い気持ちを
紺野道昭(こんの)放射能の影響で未だ出来ない《古紙輸出》
坂口弘典(日本製紙クレシア)わかりやすい、選びやすい、使いやすい、大人用紙おむつ新登場
櫻井和彦(日本紙パルプ商事)注文に対する納期への意識づけで無駄は省ける
佐々木孝行(北越紀州製紙)震災対応と更なる成長戦略の推進について
佐藤清隆(東北製紙原料直納協同組合)震災でも収まらない過当競争、大余剰にならない限り下がらないのか仕入価格
佐野武男(丸富製紙)供給責任を果たしつつ適正価格へ、震災後の経済停滞は協調・協力で
島敬一(三菱製紙販売)三菱製紙八戸工場の全面復旧と販売数量の回復に尽きる
下越典彦(北越紀州製紙)《整然たる生産活動》により更なる成長を目指す
進藤清貴(王子製紙)進展する双方向グローバル化で重要性増す構造転換へ向けた技術部門の役割
鈴木厚彦(仙台板紙代理店会)対前年10%強マイナスの板紙、支店は売上復興が課題
鈴木将(丸金製紙)様々なハードルを乗り越え完成したタオルペーパー
高田正博(国際紙パルプ商事)《価格修正》完遂と《少数精鋭の集団》形成
滝川律夫(中部洋紙商連合会)ゼロにはならない紙需要、卸商が今為すべきことは
田北裕之(大分製紙)新たな市場創出と高付加価値製品による海外進出
田中博昭(新生紙パルプ商事)代理店も垣根越えた《物流協力》必要では
田中康友(仙台洋紙代理店会)前年比2割弱マイナスの洋紙需要、〈社の支援〉に感謝
田中洋一(竹尾)付加価値をつけた商品に注力、竹尾紙工での経験が活かせれば
田渕清文(木野川紙業)創業70周年迎えた広島紙商の牽引役
田原義則(明産)製品開発・新規事業で必要な迅速・果敢なトップの経営判断
陳学忠(中国造紙学会)《十二五》で健全な成長形態へ転換、技術のレベルアップでは日中交流に期待
辻格(名古屋板紙代理店会)会社の歴史という財産を共有し伝えて、将来に引き継いでいく
寺松哲雄(寺松商店)中国の古紙需要は引き続き旺盛
藤後章(伯東)BASFの製紙薬品事業継承により《1+1=2.5》を目指す
中島秀雄(中島商店)継続こそ力、40回迎えた《金沢ペーパーショウ》
西井幾雄(大阪府印刷工業組合)外の風景をよく見て裏付けのある方向性を示す
西岡徹(三菱製紙販売)三菱製紙品を震災前の数量に戻していただけるよう努める
西川安行(日本紙パルプ商事)流通も需要に見合った販売体制へ変革が必要
野口文博(日本製紙)震災を機に新たな生産体制を構築
野崎亮介(野崎紙商事)《紙で起こすサプライズ!》紙加工に磨きをかける
野田頭正芳(大丸藤井)逆風の吹く時勢下で省エネ、リサイクル関連事業が伸長
野村正一(日本紙パルプ商事)《点》から《面》に拡がるお付き合いを
長谷川裕一(北海紙管)復興需要への対応で紙管製品の生産を強化
長谷川吉弘(ハリマ化成)日本市場で磨いた技術をベースにグローバルな製品展開を目指す
服部正(大富士製紙)看護師の救世主《ウェットケア》
馬場英樹(三菱製紙販売)既存の殻破り新たな商機に挑戦
林昭男、加藤信一(ファビオ・ペリーニ・ジャパン)日本の家庭紙事情を踏まえ欧州の最新技術を提案
林昌幸(日本製紙グループ本社)強固な基盤工場への復興を通し時代変化に適合した事業構造へ転換
原勘一郎(春日製紙工業)国内初《デコレーションエンボス》、欧州市場を魅了した技術が日本上陸
原敬三(国際紙パルプ商事)京都唯一の支店として存在感を発揮する
原田六次郎(山陽製紙)創造の歓び共有する《炭再生紙、循環型製紙》プロジェクト
藤崎夏夫(日本製紙)N6ではなく敢えて《8号機立ち上げ》を優先
前田正樹(日本車輌製造)幅広い製品ラインアップで《リサイクル》産業に貢献
増田明彦(マスコー製紙)課題残した《共同使用制限スキーム》、〈節電目標値〉は早めの情報開示を
松村行敏(松村洋紙店)自主独立を貫いて《近畿州でも存在感のある》卸商に
三浦凡宗(特種東海ホールディングス)夏場の電力不足は業界的取組みで、製品展開は今後も新規市場の開拓を
水田眞(西原商店)250台の回収車で廃棄物全般を取り扱う
南方眞徳(日本紙パルプ商事)伸びる可能性のある中部経済圏〜支社はエコペーパーJP、大豊製紙の存在を如何に活用するかが課題〜
宮崎友幸(日本紙パルプ商事)国内メーカーの品質管理レベルの高さを選択基準の第一に
村山正(JNC)チッソ分社化の新会社始動で新たな基軸の不織布事業発展へ
桃谷隆夫(国際紙パルプ商事)《主食の国内紙》と《輸入紙》を差別化した売り方を
森田博文(IHIフォイトペーパーテクノロジー)《P&S》事業の展開を基本戦略に内外のマシン建設へ向け新技術を提案
矢倉義弘(近畿製紙原料直納商工組合)問屋機能を見つめ直し、収益確保への意識改革を
山上春美(大阪府紙料協同組合)持ち去り行為が蔓延した背景に目を向けた対応を
山本久也(紺屋製紙)一貫体制の持ち味を生かす可能性広がる海外事業
吉江秀治(竹尾)〈物心〉両面を満たす万能パッケージ用紙発売
吉田和之(三和紙店)被害は軽微ながら《回復しない紙需要》
吉田俊雄(日本不織布協会)震災と円高による構造変化の下、難局克服へ向けての新たな役割を
渡辺憲二(富士フイルムビジネスサプライ)顧客第一主義に徹しサバイバルシナリオ描く
渡良司(王子チヨダコンテナー)仙台工場の復旧に全力で取り組む


Copyright © 2010 紙業タイムス社 テックタイムス. All Rights Reserved.