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紙・板紙需給3月/国内出荷は紙4ヵ月連続減・板紙5ヵ月連続増


 日本製紙連合会が集計した3月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+0.1%の226.2万tと、前月の減少から増加に転じた。うち、紙は4ヵ月連続減で△0.6%の127.1万t、板紙は5ヵ月連続増で+1.0%の99.1万t。主要品種のうち、前年同月を下回ったのは新聞用紙、非塗工紙、情報用紙、包装用紙。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+6.9%の14.1万tとなり、15ヵ月連続の増加。うち、紙は△6.3%の9.0万tで、大洋州、東アジア向けの減少により6ヵ月ぶりの減少となった。板紙は東アジア向けの増加により、+43.0%の5.0万tと18ヵ月連続増。
 紙・板紙の在庫は前月比△1.5万tの206.9万tで2ヵ月連続の減少。うち、紙は新聞用紙 を中心にグラフィック用紙が減少し、△2.3万tの133.8万tと2ヵ月連続減。他方、板紙は+9,000tの73.1万tで、3ヵ月連続の増加。段ボール原紙を中心に主要品種がいずれも増加した。

〔主要品種の動向〕
新聞用紙:国内出荷は7ヵ月連続減で、△3.3%の26.5万t。
印刷・情報用紙:国内出荷は△0.7%の70.8万tで3ヵ月連続の減少。輸出は△4.5%の6.6万tで前月の増加から減少に転じた。
包装用紙:国内出荷は△1.4%の6.5万t、前月の増加から減少に転じた。輸出は△12.3%の1.4万tで9ヵ月ぶりの減少。
衛生用紙:国内出荷は+2.3%の16.7万tで4ヵ月ぶりの増加。
段ボール原紙:国内出荷は+1.1%の79.7万tで5ヵ月連続増。
白板紙:国内出荷は+1.6%の12.7万tと前月の減少から増加に転じた。

 

(Future 2017年5月8日号)

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