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紙・板紙需給速報1月/輸出が15ヵ月ぶりに増加


 日本製紙連合会が集計した2020年1月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△5.5%の175.7万tと6ヵ月連続の減少(以下、「%」表記は前年同月比)。うち、紙は△7.6%の92.9万tで6ヵ月連続の減少、板紙は△3.1%の82.8万tで4ヵ月連続の減少。主要品種の国内出荷はすべて前年同月を下回った。

 紙・板紙のメーカー輸出は+6.2%の12.7万tで15ヵ月ぶりの増加。うち、紙は△16.9%の7.0万tで15ヵ月連続減、板紙は+61.8%の5.7万tと2ヵ月連続の増加。紙は東アジア、東南アジア向けが減少し、一方板紙は東アジア向けが増加した。
紙・板紙の在庫は前月比+10.4万tの220.6万tとで4ヵ月ぶりの増加。うち、紙は印
 刷用紙、衛生用紙が増加して同+6.5万tの145.5万t。板紙は段ボール原紙が増加して同+3.9万tの75.0万t。いずれも4ヵ月ぶりの増加である。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は△7.3%の19.0万tで27ヵ月連続減。
 印刷・情報用紙:国内出荷は△9.1%の49.7万tで6ヵ月連続の減少。メーカー輸出は△12.5%の4.9万tで15ヵ月連続の減少。
 包装用紙:国内出荷は△4.5%の5.5万tで10ヵ月連続減。メーカー輸出は△22.8%の1.2万tで4ヵ月連続減。
 衛生用紙:国内出荷は△5.7%の13.3万tで4ヵ月連続の減少。
 段ボール原紙:国内出荷は△3.3%の66.0万tで4ヵ月連続減。メーカー輸出は+69.7%の5.5万tで2ヵ月連続の増加。
 白板紙:国内出荷は△1.5%の10.8万tで6ヵ月連続の減少。

(FUTURE2020年3月9日号)

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