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ペーパーセールスエンジニアリング・シリーズ『印刷と用紙 2005』


印刷と印刷用紙の分野では、それぞれ有益な専門図書が多数発刊され、技術の発展、需要の拡大に寄与しています。

しかし、紙と印刷の接点での複雑で微妙な諸問題を実践的な立場から平易に解説した書籍は少ないようです。

本書は日常の取引を通じて、紙の品質・適性問題に関係する紙メーカー、紙販売、並びに需要家の方々を主な対象にして、「印刷」と「用紙」の生産・流通、保管・使用時の諸問題を中心に解説したものであり、技術の高度な内容もできるだけ平易な記述に努めました。

今回5年ぶりの改訂にあたって全面的な見直しとともに、デジタル時代の文字-文字の起源と発達、印刷の歴史と社会的影響、色と照明、印刷色の管理、小ロット印刷機と印刷物などを新たに追加しました。

人と人のコミュニケーション、情報伝達・伝承手段として生まれてきた文字がどのような経緯で発明され進化してきたか。印刷技術の発展で大量複製が可能になり、文化がいかに花開いたかなど、楽しく読めて知識となる内容も盛り込んでいます。

また、印刷媒体としての紙は、ディスプレイを用いる電子出版の台頭でどのような影響を受けているのか。

文字形態のアナログからデジタルへのシフト等々、近未来の予測も入っています。

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紙と印刷の接点での複雑で微妙な諸問題を実践的な立場から平易に解説。デジタル時代に対応した問題も取り上げている。

A5判・本文534頁

定価 5,500円(税込・送料別)

2005年5月30日発行

本書の内容

●印 刷
文字の起源と発達~デジタル時代の文字~ 印刷の歴史と社会的影響 印刷の定義と特徴 印刷方式別市場の動向と将来展望 各種印刷機の特徴と市場動向 印刷版材 印刷用インキ 色と照明、印刷色の管理 製本・加工の技術動向 プリプレスの発達と展望 拡印刷と新しい印刷技術 小ロット印刷機・印刷物の現状と展望

●印刷用紙の市場動向
日本の印刷用紙市場(印刷用紙の位置づけと定義、印刷用紙の分類と主な用途、印刷用紙の品種とその特徴・用途、印刷用紙のメーカー別生産量、印刷用紙の流通と需要動向、印刷用紙の規格、印刷用紙市場の今後と動向) 世界の印刷用紙市場(アメリカ合衆国、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア諸国;台湾、韓国、インドネシア、タイ、マレーシア、中国)

●印刷用紙
非塗工紙(品質、製造法、工程別製造法) 塗工紙(品種、品質、最近の動向、製造方法、塗工紙用塗料、印刷適性・印刷技術動向、資源・環境対策) 微塗工紙(歴史、品質、製造方法) 色上質紙

●印刷用紙の品質・適性、印刷適性
印刷用紙の品質・適性(紙の品質特性、基本品質、光学的品質、表面性と透過性、強度的品質、異方性と二面性、水分が関係する品質、その他品質) 紙の印刷適性(インキの種類と主要特性、インキの転移から乾燥まで、印刷光沢、画像の再現、ピッキング抵抗、印刷適性試験機)

●トラブルと対策
基礎的事項 ピッキング、類似トラブル インキの転移・乾燥・画像形成トラブル 平判印刷の給紙・排紙トラブル 平判・巻取紙の形態トラブル オフ輪印刷のトラブル グラビア印刷用紙の印刷トラブル 新聞用紙の印刷トラブル

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