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KPPグループ/独の包材企業グループ買収NEW


 国際紙パルプ商事(KPP)はこのほど、連結子会社Antalis S.A.S.(パリ)の事業会社であるANTALIS GmbH(ドイツ)が、ドイツでパッケージ製造・販売業を営むBB Pack GmbH、Cr8packaging GmbH、Printmate GmbH(3社あわせてBB Packグループ)の全株式を取得し、子会社化することを発表した。なお同株式取得は、ドイツ連邦カルテル庁の許認可を取得することが要件となっており、KPPでは第2四半期の完了を見込んでいる。

 BB Packグループ3社の主要事業はそれぞれ、BB Packがパッケージ製品の製造、Cr8packagingがパッケージ製品のデザイン・加工・販売、Printmateがパッケージ製品の製造・販売で、Eコマース分野を中心に顧客層を持ち、パッケージのオーダーメイド・ソリューションを提供している。

 KPPグループのAntalisは、今後の成長分野としてパッケージング事業の拡大に注力しており、BB Packグループのビジネスモデルは、新規ユーザーの獲得や商品ラインアップの拡充に加えて、包装資材、デザイン、カスタマイズ印刷の面でパッケージ事業の拡大が期待できることから、株式取得を決めた。

  王子ファイバーを子会社化

 またKPPは3月31日付で、「紙糸」の製造や加工事業を行う王子ファイバーの株式の77.1%を取得し、子会社化した。王子ファイバーの株主は大和紡績(77.1%)と王子エフテックス(22.9%)で、KPPは大和紡績の全所有分を取得したもの。

 王子ファイバーが製造する『かみのいと OJO+(オージョ)』は、マニラ麻を原料とした紙糸で、軽量かつ吸水速乾性・強靭性・消臭性・染色性・生分解性に優れるなど、数多くの特徴を持つ。また同社は、紙糸を使った繊維製品の製造、加工、仕入、販売も行っており、その最終製品は人工芝、靴下、スリッパ、帽子など多岐にわたる。特にプラスチック製の人工芝は河川や海洋汚染の原因になると言われており、紙糸製の人工芝を屋内外のコートに導入すれば環境負荷の軽減につながる。すでに一部のフットサル場で導入実績があり、今後の採用拡大にも期待がかかる。

 KPPは、取扱いを拡大している環境負荷低減製品に、これらの製品が合致することから、王子ファイバーの子会社化を決めた。今後は、KPPグループが欧州・アジア・オセアニア・南米に構築している販売網を活かし、王子ファイバー製品の販売を拡大していく。

 

(FUTURE 2022年4月25日号)

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