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特種東海製紙/トーエイHDと戦略的資本業務提携


 特種東海製紙は、環境・リサイクル事業を営むトーエイの持株会社であるトーエイホールディングス(=トーエイHD)の株式70%を取得した。これにより、資源再活用事業を拡大する。
 特種東海製紙は現在、環境関連事業を製紙3事業に次ぐ第4の基幹事業と位置づけ、事業領域の拡大を図っている。中でも資源再活用ビジネスは、今後も持続的な成長が期待される分野として、2020年1月に駿河サービス工業がグループ入りしたのを機に、この分野へ経営資源を傾注してきた。今回の資本参加もその一環。
 トーエイは、愛知県でも有数の環境・リサイクル事業者であり、その事業内容はプラスチックやガラス、家電リサイクル事業など幅広い部門で構成され、いずれも業績は安定している。特種東海製紙は、トーエイを核とした環境・リサイクル事業の発展と同時に、互いの経営資源を融合することで両社の事業領域の拡大を見込んでいる。
 特種東海製紙は、同社が掲げるビジョンの一つである「技術と信頼を背景に、非化石燃料事業を起点とした資源・エネルギー関連事業で循環型社会の構築に資する」を目指す上で、トーエイは欠かせないものになるとしている。
 【トーエイHDの概要】▽所在地:愛知県知多郡東浦町▽事業:持株会社・子会社の管理運営
 【トーエイの概要】▽所在地:トーエイHDと同じ▽事業:プラスチック・金属・ガラスなどの再資源化等ならびに家電リサイクル、太陽光発電事業、航空機組立請負、下水道メンテナンス等

(FUTURE 2023年4月24日号)

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