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日本製紙、双日/勇払バイオマス発電所が営業運転を開始


 日本製紙と双日は、かねて発電事業会社「勇払エネルギーセンター合同会社」を共同で設立し、勇払バイオマス発電所の建設を進めてきたが、このほど完成した。
 勇払バイオマス発電所は、発電出力74,950kWの、バイオマス専焼では国内最大級の発電設備として、2月2日から営業運転を開始。燃料は主に海外から調達する木質チップとPKS(パームヤシ殻)のほか、北海道内で発生する林地残材などの未利用木材を使用する。発電設備の運転および保守は日本製紙が受託している。日本製紙は、「勇払の土地と設備、運転技術を有する人材、バイオマス調達力などの強みを生かし、長期安定的な事業運営を進めていく」としている。

 【勇払エネルギーセンターの概要】▽所在地:北海道苫小牧市字勇払(日本製紙白老工場勇払内)▽設立:2019年2月14日▽出資比率:日本製紙51%、双日49%▽使用燃料:木質チップ、PKS、国内未利用材▽発電出力:74,950kW (発電端)

 

(FUTURE 2023年2月27日号)

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