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大王製紙/可児工場の石灰焼成キルン燃料を重油から都市ガスに


 大王製紙と東邦ガス(名古屋市)は、大王製紙可児工場(岐阜県可児市)の薬品回収設備「石灰焼成キルン」の燃料を重油から都市ガスに転換し、バイオマスガスとの混焼を実現した。これにより、可児工場のCO2排出量を年間約1万1,000t(同工場の年間排出量の9%相当)削減する。
 大王製紙は重油専焼だった同設備を2008年にバイオマスガス化設備を設置して重油の一部をバイオマスガスに代替した後、東邦ガス協力のもと20年6月に1基目を、21年10月に2基目を改造し、重油から都市ガスへの燃料転換を実現した。2基目の燃料転換完了後、約1年間は経過観察と調整を行っていたが、このほど、操業の安定性を確認したもの。これにより、「重油+バイオマスガス」の混焼から「都市ガス+バイオマスガス」の混焼に転換した。

(FUTURE 2022年10月17日号)

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