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大王製紙/国内最大級の嫌気処理設備を設置NEW


 大王製紙は、クラフトパルプ製造工程で発生する排水からバイオガスを取り出す設備を、三島工場(愛媛県四国中央市)に設置する。住友重機械エンバイロメントの嫌気性処理システム(バイオインパクト)の技術を利用した設備で、国内最大級の嫌気処理設備となる予定。総工費は約19億円、2020年10月の稼働予定。
同設備で取り出したバイオガスは、三島工場内にある石灰焼成キルン(クラフトパルプ製造工程で使用する石灰を焼成して再利用する設備)で使用する重油の代替燃料として有効利用する。これにより、年間5,000の重油を削減できるほか、年間約1万5,000tのCO2排出量削減、排水負荷低減、操業コスト低減などが期待される。
 三島工場では、従来よりクラフトパルプ製造工程で発生するパルプ廃液(黒液)を黒液回収ボイラーで燃焼し、エネルギーを回収するバイオマス発電を行ってきた。その黒液に加えて今回の事業では、メタン成分を含んだクラフトパルプ排水からメタンガスを取り出すことにより、さらなる再生可能エネルギーの有効利用を図る。なお同事業は、経済産業省の「平成30年度 再生可能エネルギー熱事業者支援事業補助事業」に採択されている。また、愛媛県のバイオマス活用推進計画における推進事業の一つとしても認定された。

(Future 2018年10月15日号)

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