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大王製紙/三島工場でフラッフパルプ生産開始NEW


 大王製紙は7月から、紙おむつなどの主要材料の一つであるフラッフパルプの生産を開始した。稼働を開始した生産設備は、かねて公表していた通り同社三島工場で洋紙を生産していた15号抄紙機を改造したもので、設備投資額は約60億円、生産能力は月産7,500t。
 フラッフパルプは、ロールパルプから解繊した綿状パルプ。高分子吸収材と混合して紙おむつや生理用ナプキンなどの吸収体製品に使用する。主に針葉樹を原料とする漂白クラフトパルプであり、輸入品が大半を占めている。大王製紙は、今回の設備改造により、需要減少が続く洋紙からホーム&パーソナル事業へのウエイトシフトと同時に、100%輸入依存だったフラッフパルプの一部を内製化して、吸収体製品の供給体制を強化する。
 同社は成長エンジンであるホーム&パーソナルケア事業の強化を進めており、2022年6月にはリブドゥコーポレーション、トータルケア・システムと共同で、使用済み紙おむつのリサイクル事業に関する研究も開始した。リサイクル事業の確立とフラッフパルプ内製化により、再生パルプを混合したフラッフパルプを自社の紙おむつに使用することで、紙おむつの水平リサイクルフローの完成を目指す。

 

(FUTURE 2023年8月21日号)

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