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兵庫パルプ工業/5号バイオマス設備竣工披露式を開催NEW


 国内唯一の市販未晒クラフトパルプ(UKP)専業メーカー、兵庫パルプ工業(井川雄治社長)の子会社パルテックエナジー㈱では、約80億円を投じた5号バイオマス発電設備が2017年12月に竣工、年明けから順調な営業運転を続けている。
 同社のバイオマス発電には、すでに20年余に及ぶ歴史がある。すなわち、1993年にはパルプ廃液(黒液)燃焼による3号発電設備(3万8,700kW)からの余剰電力販売を開始し、2004年にはリサイクル材燃焼による4号バイオマス発電設備(1万8,900kW)を新設。このうち後者は2013年に再生可能エネルギー固定価格買取り制度(FIT)の認定を受け、現在は未利用材・一般材も一部混焼している。
 今回のパルテックエナジーにおける新バイオマス発電設備は未利用材、一般材、リサイクル材を新たな視点から活用するもので、発電出力は既設の4号設備を上回る2万2,100kWの規模。燃料には、UKP原料となるパルプ材には適さない木質チップ、林地残材、製材バーク、開発材、未利用のリサイクル材などを利用する。
 兵庫パルプは「新設備の完成によって、あらゆる木質資源をパルプ原料およびバイオマス燃料として活用できる態勢が整う。地域の森林と林業の再生にいささかでも貢献できるよう、今後も資源・環境型事業を推進していく」と抱負を述べている。なお同設備は2015年1月、5号バイオマス発電設備としてFITの認定を受けている。

 〔パルテックエナジー㈱〕
 所 在 地:兵庫県丹波市山南町谷川858(兵庫パルプ工業敷地内)
 資 本 金:5,000万円
 事業内容;木質バイオマス発電、建材パルプの製造・販売

 〔5号バイオマス設備〕
 ボイラー型式:タクマ自然循環式ボイラー
 最高使用圧力:7.20MPa(G)
 常用圧力:6.00MPa(G)
 常用蒸気温度:480℃
 実際蒸発量:85,000kg/h
 使用燃料:間伐材、製材チップ、開発材、ダスト、バーク、おが屑、PKS(パームヤシ殻ペレット)、建設廃材
 蒸気タービン型式:抽気復水タービン
 発電出力:22,100kW

 

(詳細はFuture 2018年4月2日号)

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