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中越パルプ工業/新中計策定で高岡工場6号機を停機し家庭紙マシン新設へNEW


中越パルプ工業グループは、生産体制の再構築や環境ビジネスの推進を骨子とする新たな中期(5ヵ年)経営計画を策定しスタートさせた。同社はこの間、2020年度を最終とした中期3ヵ年計画『フォワード304』を策定し、達成に向けて取り組んできた。
 紙パルプ業界を取り巻く環境は人口減、デジタル化などの構造的問題に加え、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う急激なライフスタイルの変化による需要減少もあって、今後より一層厳しい情勢が予想される。その一方で、持続可能な社会の実現に向けた地球温暖化防止の取組みが企業の社会的責任として強く求められているが、これはCO2吸収効果の高い森林-木材を主原料とする紙パ企業に、新たな事業機会をもたらすものだ。
 こうした点を踏まえ、中パは「既存事業の構造転換」「森林資源を活用した環境投資、環境ビジネス推進」を柱とした中計を推進するとともに、カーボンニュートラルな社会を目指し、事業活動によるCO2排出量の削減目標を新たに設けて取り組んでいく。

 <新中計の概要>
 計画の期間:2021年度~25年度の5ヵ年
 計画の骨子
  (1) 既存事業の構造転換
  ① 紙パルプ事業の生産体制再構築:グラフィック用紙の比率低減(75%→60%)
  ・高岡工場の6号マシン停機
  ・高岡工場への家庭紙マシン新設
  ・事業領域拡大:パルプ事業増強ほか
  ② グループ関係会社事業の選択と集中による収益力強化
  ・三善製紙:巴川製紙所の薄葉印刷用紙商権を譲受
  ・文運堂:ショウワノートに文具事業を譲渡
  (2) 森林資源を活用した環境投資、環境ビジネス推進
   ・自社CNFブランド「nanoforest」の実用化、高機能CNF研究開発の加速
   ・減プラに貢献する中越エコプロダクツ製造工場の早期稼働
   ・新規木質バイオマス発電の検討
   ・既存ボイラーの燃料転換による脱石炭の実施
   ・新規植林事業の検討
 経営目標
  (1) 2025年度までに営業利益40億円、ROE 5%の収益を確保する。
  (2) 製造工程における化石燃料由来のCO2排出量を2030年度までに13年度比で50%削減する。

(以下詳細はFUTURE2021年12月6 日号)

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