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三菱製紙/メルトブロー不織布とマスクの生産設備を新設NEW


 三菱製紙は、約5億円を投じ、高砂工場(兵庫県)にメルトブロー不織布とマスクの生産設備を新設する。営業運転開始は、マスクが2021年1月、メルトブロー不織布が同年6月の予定。同事業は経済産業省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」に採択された。

 メルトブロー不織布は、極細繊維の不織布で、高捕集効率のマスクには欠かせない材料。ウイルス・花粉除去などフィルター性能の中心的役割を担い、マスクのほかには吸音材、吸油材、衣料用中綿などに使用されている。三菱製紙が新設する生産設備のメルトブロー不織布生産能力は、マスク換算で約2億枚/年となる。

 同社はこれまで、湿式不織布の分野で、主にクッションフロアの基材、水処理膜基材、バッテリーセパレータなどを生産してきた。メルトブロー不織布のような乾式不織布の自社生産は今回が初めてだが、乾式不織布を使用した製品として空気清浄機用抗ウイルス機能性フィルターを製造販売するなど、多くの技術的知見を蓄積してきた。同社では、これまで培った技術と新設備を適応させることで、抗菌・抗ウイルス・抗アレルゲン物質などの機能を付与した高機能マスクを自社生産すると同時に、メルトブロー不織布と既存の湿式不織布を複合させた機能性濾材の開発を進め、生活に役立つ機能性製品のラインアップを充実させる。

 

 

(FUTURE2020年12月21日号)

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