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王子ホールディングス/レクメドと資本業務提携し医薬品の共同開発へ


 王子ホールディングスは、製薬ベンチャーのレクメドと資本業務提携することを決めた。レクメドの第三者割当による新株式発行に対して出資する。払込は12月25日の予定。
 王子HDは、木質資源からつくられる「硫酸化ヘミセルロース」を医薬品として製品化するため、今年4月に王子ファーマを設立。硫酸化ヘミセルロースには血液凝固阻止作用、抗炎症作用、保湿作用などがあることが分かっており、これらの特長を発揮できる疾患領域にターゲットを絞って研究開発を進めている。
 一方、レクメド(1998年設立)は、希少疾病用医薬品をはじめ、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域の医薬品を開発、製造販売している。木質資源由来の医薬品有効成分である「ポリ硫酸ペントサンナトリウム」による医薬品開発では、ドイツのbene pharmaChem GmbH & Co. KGから原薬の提供を受け、ムコ多糖症、変形性膝関節症、HTLV-1関連脊髄症(HAM)などを適応症として臨床開発を進めている。
 王子HDとレクメドは、王子ファーマの「硫酸化ヘミセルロース」とレクメドの「ポリ硫酸ペントサンナトリウム」が、どちらも木質資源由来である共通点から、両社のアライアンスの可能性について協議を重ねてきた。その結果、研究開発のパートナーシップを構築することで、両社の医薬品開発が進展するとの認識が一致し、提携合意となったもの。両社は今後、木質資源由来の医薬品に関する研究開発で相互協力していく。

(FUTURE2021年1月4日号)

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