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単行本『紙パルプ産業と環境2021』を刊行


 テックタイムスと紙業タイムス社は、好評企画となっている単行本シリーズ『紙パルプ産業と環境』の2021年版を9月1日に刊行した。今回は「企業成長の鍵となる SDGsと事業戦略」をテーマに掲げ、とくに“資源循環型の「つかう責任」「つくる責任」”といった視点からの内容・構成した。B5判196頁 本体2,000 円(税・送料別)。

 本書の内容は以下の通り。

 ●ポストコロナの下でのSDGs戦略
 グリーンディールの中核は循環型経済確立/積極的な環境投資で経済復興を図る欧州のポストコロナ戦略
 持続可能な成長を目指す英国/環境施策の強化に向け金融のグリーン化戦略も確立
 循環経済法が施行されたフランス/消費者への情報提供を重視し、製品の長寿命化で廃棄を抑制

 ●脱プラスチックの取組みと製品開発
 製紙各社の脱プラ提案商品/“自然に還る”素材をアピールした新商品の開発・上市が加速
 廃棄物管理とプラ削減に取り組むドイツ/循環経済に向け政府・企業・消費者の高い意識がルールづくりに寄与
 私はこう考える:北越コーポレーション㈱新機能材料開発室長 中俣 恵一「バルカナイズドファイバーの新たな展開 ─ナノ・マイクロファイバー融合のセルロース材料」
 私はこう考える:中国紙パルプ研究院有限公司 郭 彩雲「中国製紙産業の新たな発展の機会となる『新プラスチック制限令』」

 ●多様化する森林と産業との関わり
 SDGsに貢献する森林・林業・木材産業/さまざまな経済主体による多様な取組みが求められる  多様な主体が参画する森林の整備と資源利用/プラスチック、金属の代替材料やCNFの領域で活発化する製品開発
 FAO 世界森林資源評価2020/森林の減少速度は全般に鈍化傾向

 ●新たなフェーズに入る世界の古紙需給
 インタビュー:(公財)古紙再生促進センター 長谷川一郎代表理事「需給両業界の応分な負担で日本の紙リサイクルシステムを守る」
 インタビュー:全国製紙原料商工組合連合会 栗原正雄理事長「国際的な資源循環の適正化を中国に粘り強く働きかける」
 インタビュー:㈱トーチ・インターナショナル 龍国志社長「いろいろな業界の人と交流し有用な情報や知見を得たい」
 インタビュー:㈱カミーノ 深澤幸一郎代表取締役「環境的に正しい」だけではダメ 人々の購買意欲をそそる商品開発を

 日本の古紙需給/消費は紙向けが6年連続、板紙向けは7年ぶりのマイナス
 世界の古紙需給/中国の輸入規制がもたらしたアジア新興国の古紙利用拡大

 ●紙パが担う先端技術の最前線
 私はこう考える:岩崎誠「大学の研究開発に見る紙パ関連の最新技術─包装材・CNF・紙スマート化製品」
 私はこう考える:㈱エンパシード代表取締役 平田悟史「ナノセルロースの現状と今後の展望」

 ●資料・統計
 データで見る紙パの環境対応①/廃棄物対策:目標達成の下で次の課題は再資源化率アップ
 データで見る紙パの環境対応②/エネルギー:CO2排出源単位の目標値をさらに大幅クリア

 参考表/世界各国の古紙回収率・利用率試算(2017~18年)

 
 

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