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紙パルプ 日本とアジア2020


わが国経済は比較的堅調な動きにあり、2020年の東京オリンピック開催から2025年の大阪万博開催へかけても景気の底堅さが期待されていますが、“米中貿易戦争”や廃プラッスチック問題など見られるような国際経済への新たな影響要因、さらには世界的な気候変動による自然災害の恒常化などにより、先行き不透明感は一段と増しています。中国から東南アジアへと積極的に海外事業の対象を広げてきた日本企業にとって、これまで以上に迅速・柔軟で国際感覚に富んだアプローチが求められてくるとうことです。基礎素材の紙・板紙についても、アジアにおけるダイナミックな経済拡大期のなかで需要増大が予測されますが、日本企業が力を発揮していくには従来以上に細かな対応が必要とされてきます。
弊社ではアジア紙パルプ産業の高い成長性を踏まえ2004年から単行本企画『紙パルプ 日本とアジア』の刊行をスタート、版を重ねるにしたがって多方面から高い支持を得ています。国内はじめ成長著しいアジア主要国の紙パルプ産業を概観すると同時に、長年培ってきた国際ネットワークを駆使し、ボーダレス化するアジア市場の課題と展望、主要紙パ企業の動向、関連業界および機械・資材・薬品サプライヤーの動向など、“日本とアジア”の紙パルプ産業および関連産業の全貌が把握できるものとなっています。『紙パルプ 日本とアジア2020』も最新情報・データにより内容を全面的に一新し、中国をはじめとするアジア諸国を対象にした実用的ダイレクトリーとして活用できるよう、国別主要製紙メーカーの企業情報など各種データも新たに追加しました。

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日本および中国をはじめとするアジアの紙パルプ産業について最新データを駆使し、国別に解説。進出日本企業の基礎データも収録。

B5判・本文208頁

定価 11,000円(税込・送料別)

2020年1月29日

本書の内容

●変化する国際情勢と日中製紙産業の行方
特別寄稿/米中新冷戦下にあるアジアと紙パルプ産業の新たな針路(東京大学名誉教授、日本印刷学会元会長 尾鍋史彦)
特別寄稿/中国における古紙の需給ギャップと原料構造調整の進展(中国紙パルプ研究院、中国造紙雑誌社・社長補佐、『造紙信息』編集長 郭彩雲)

●貿易協定拡大と日系企業のアジア事業進展
第34回 ASEAN紙パルプ産業会議/岐路に立つ中国〜ジェトロ・アジア経済研 国際シンポジウムから/アジア・オセアニア進出日系企業の実態調査

●持続的成長を目指す日中製紙産業の課題と展望
日本/求められる多様なソリューションに応える
中国/古紙不足で加速した製紙大手の『一帯一路』

●Future誌に見るアジアの紙パルプ
古紙貿易/合併・統合・再編/欧米/日本/中国/韓国/インドネシア/マレーシア/ベトナム/ラオス/タイ/ミャンマー/インド/バングラデシュ

●アジアにおける紙パルプ関連の主要日系企業
中国/台湾/韓国/フィリピン/バングラデシュ/タイ/マレーシア/インドネシア/ラオス/シンガポール/カンボジア/ミャンマー/インド/UAE/トルコ

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