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紙パルプ 日本とアジア2017


わが国経済は東京オリンピック2020の開催に向け景気の底堅さが期待されていましたが、国際経済の先行き不透明感が増してくるなど、今後の動向は予断を許さないというのが実情です。中国では“新常態”下にあって対外投資を活発化させ、成長性が期待されている東南アジアは2015年末にASEAN経済共同体(AEC)が発足するなど、アジア経済は大きな転換期を迎えています。日本企業にとっては柔軟な国際的視点でアジア市場を捉え直し、迅速かつ多様な事業展開が求められます。基礎素材の紙・板紙についても、アジアにおけるダイナミックな経済拡大期のなかで需要増大が予測されており、発展成熟したわが国の紙パ関連企業だからこそ活躍できる大きな可能性があると言えます。
弊社では2004年から『紙パルプ 日本とアジア』の刊行をスタート、国内はじめ成長著しいアジア主要国の紙パルプ産業を概観し、ボーダレス化するアジア市場の課題と展望、主要紙パ企業および機械・資材・薬品サプライヤーの動向など、“日本とアジア”の紙パルプ産業の全貌が把握できるものとなっています。今回の2017年版も中国造紙学会、中国造紙協会や韓国、台湾、東南アジア諸国など関連団体の協力によりデータの充実化を図り、アジア諸国を対象にした実用的ダイレクトリーとして活用できるよう、国別主要製紙メーカーの企業情報など各種データも新たに追加しました。

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日本および中国をはじめとするアジアの紙パルプ産業について最新データを駆使し、国別に解説。進出日本企業の基礎データも収録。

B5判・本文208頁

定価 11,000円(税込・送料別)

2016年12月9日

本書の内容

●アジアのグローバル化進展と日中製紙産業の行方
特別寄稿/世界経済の構造変化により生じる新たな地政学的リスクと紙パルプ産業の将来(東京大学名誉教授、日本印刷学会元会長 尾鍋史彦氏)
“十二五”を終えた中国製紙工業の総括と今後の課題(中国造紙協会 顧問 曹 朴芳氏)

●ASEAN諸国の経済成長と製紙産業
第5回アジア紙パルプ産業会議/市場統合下のASEAN
「ジェトロ世界貿易投資報告」2016年版/アジア新興国の印刷市場調査

●日中製紙産業の動向とアジア主要国
日本/需要に見合った供給体制の再構築を
中国/新5ヵ年計画スタートで構造転換加速か
アジア主要国の紙・板紙需給

●Future誌に見るアジアの紙パルプ
貿易措置 海外投資・買収 需給・市況 日本 欧米 中国 台湾 韓国 ベトナム インドネシア マレーシア タイ インド

●アジアにおける製紙関連の日系企業
中国 台湾 韓国 フィリピン ベトナム タイ マレーシア インドネシア ラオス シンガポール カンボジア ミャンマー インド

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