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紙パルプ 日本とアジア2016


 わが国経済はアベノミクス効果や東日本大震災からの本格的復旧・復興、オリンピック2020の東京開催決定などにより引き続き堅調な動きが期待されますが、中国では“新常態”下での安定した経済運営が志向され、東南アジアでは今年末にASEAN経済共同体(AEC)の発足が予定されるなど、アジア経済は大きな転換期を迎えています。“チャイナ・プラスワン”のアジア展開を進めてきた日本企業にとって、これからは柔軟な国際的視点でアジア市場を捉え直しながら、多様で迅速な投資や事業戦略が求められます。基礎素材の紙・板紙についても、そうしたアジアにおけるダイナミックな経済拡大期のなかで需要増大が予測されており、発展成熟したわが国の紙パ関連企業が活躍する局面も増えていく方向にあります。

 当社では2004年に『紙パルプ 日本とアジア』の刊行をスタート、版を重ねるにしたがい多方面から高い支持を得る好評企画となりました。今回の2016年版も、最新情報・データにより内容を全面的に一新し、中国造紙学会、中国造紙協会や韓国、台湾、東南アジア諸国などの関連団体の協力によりデータ充実化を図り、中国をはじめとするアジア諸国を対象にした実用的ダイレクトリーとして活用できるよう、国別主要製紙メーカーの企業情報など各種データも新たに追加しました。

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日本および中国をはじめとするアジアの紙パルプ産業について最新データを駆使し、国別に解説。進出日本企業の基礎データも収録。

B5判・本文200頁

定価 11,000円(税込・送料別)

2015年12月8日

本書の内容

●新たな発展形態を目指して

 特別寄稿/アジア太平洋地域における新たな経済圏の形成と日本の紙パルプ産業の可能性(東京大学名誉教授、日本印刷学会前会長 尾鍋史彦氏)

 

●広がるアジアの市場と企業展開

 日系企業の海外事業展開/中国のリサイクル市場/アジア4ヵ国の職業紹介と失業保険制度

 東南アジア3ヵ国対象の古紙回収システム研修会

 

●日中製紙産業の動向とアジア主要国

 日本/持てる資産に新しい角度から光を当てる

 中国/低成長下で“一帯一路”の海外展開加速か

 アセアン紙パルプ産業会議/アジア主要国の紙・板紙需給

 

●Future誌にみるアジアの紙パルプ

 貿易・関税・国策 買収・提携・進出 市場・価格 日本 欧米 中国 台湾 韓国 ベトナム インドネシア マレーシア インド

 

●アジアにおける製紙関連の日系企業

 中国 台湾 韓国 フィリピン ベトナム タイ マレーシア インドネシア ラオス シンガポール カンボジア インド ミャンマー

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