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紙パルプ 日本とアジア2013


欧州危機などに端を発した世界経済低迷で中国経済の成長もスピードダウンしはじめ、尖閣列島領有権問題で高まった反日運動は“チャイナリスク”として日本企業に中国への投資や市場進出を再考させるきっかけとなりました。その一方で日本企業の東南アジア経済に対する関心が一段と高まり、同地域への各種投資活発化によるリスク分散を図っていく方向にあります。東南アジアの経済は新たな発展段階を迎えていますが、基礎素材の紙も同様に新たな市場拡大が予測され、発展成熟したわが国の紙パ関連企業が活躍する局面は増えていくと期待されます。

弊社ではアジア紙パルプ産業の高い成長性を踏まえ2004年から単行本企画『紙パルプ 日本とアジア』の刊行をスタート、版を重ねるにしたがって多方面から高い支持を得る好評企画となりました。同書は、国内はじめ成長著しいアジア主要国の紙パルプ産業を概観すると同時に、弊社が長年培ってきた国際ネットワークを駆使し、ボーダレス化するアジア市場の課題と展望、主要紙パ企業の動向、さらには関連業界および機械・資材・薬品サプライヤーの動向など、“日本とアジア”の紙パルプ産業の全貌が把握できるものとなっています。

今回も中国はじめアジア主要国の最新情報・データにより内容を全面的に一新、内容充実化を図り『紙パルプ 日本とアジア2013』として刊行しました。

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日本および中国をはじめとするアジアの紙パルプ産業について最新データを駆使し、国別に解説。進出日本企業の基礎データも収録。

B5判・本文224頁

定価 11,000円(税込・送料別)

2012年12月10日発行

本書の内容

● 中国・インドとアジアの製紙産業
特別寄稿/アジア太平洋地域の多様性と紙パルプ産業から見たカントリーリスク
東京大学名誉教授、日本印刷学会前会長 尾鍋史彦
アジア紙パルプ会議/中国開催で日本は異例の事務局のみ出席に
目覚める大国-インド市場/総人口は2025年に14億超へ若年層が厚く旺盛な消費に期待

● アジア主要国の最新動向と展望
日 本/内需停滞と輸入紙拡大の下で新事業模索も
中 国/1億t超えで急がれる構造改革
台 湾/大手製紙による台中事業一体化が進展
韓 国/世界経済失速で輸出製品向け需要も限界
インドネシア/期待される製紙大国へのポテンシャル
ベトナム/発展期迎えて迫られる産業基盤の強化
タ イ/洪水被害の回復から新たな発展段階に

● アジア事業の発展性と今後の課題
新興メコンのポテンシャル/有利な投資先を求める日系企業─カンボジア、ミャンマー、ラオスの可能性
貿易・投資円滑化ビジネス協議会調査/グローバル化を背景に多発する貿易係争

● Future誌に見るアジアの紙パルプ
貿易・関税・国策 市場・価格 経営戦略・M&A 日本の企業・団体 中国 台湾 韓国 インドネシア マレーシア
タイ ベトナム ラオス インド

● アジアにおける製紙・加工の主要日系企業
中国 台湾 韓国 フィリピン ベトナム タイ マレーシア インドネシア ラオス シンガポール カンボジア インド

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