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KPP、大林組、東宏/山岳トンネル工事の生産性向上技術を開発


 国際紙パルプ商事(KPP)は大林組、㈱東宏と共同で、山岳トンネルの防水シート張付け作業の生産性を向上させる「長尺スラックシートシステム」を開発、このほど大林組が施工する山岳トンネルの工事現場に適用された。

 建設業界では、人口減少や少子高齢化に伴う熟練技能者の減少から、自動化技術の開発と普及が課題となっている。大林組は、山岳トンネル建設の生産性を向上させる統合システム「OTISM(Obayashi Tunnel Integrated SysteM)」の開発を進めており、今回の長尺スラックシートシステムは、そのうちトンネル覆工に関する一連のシステム「OTISM/LINING」の構成技術の一つ。

 自動展張システムを活用した新しい施工方法の導入により、作業員一人当たりの施工速度(防水シート㎡/人日)を、標準的施工速度の約2倍に向上させた。

 

(FUTURE 2022年5月9日号)

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