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紙・板紙需給4月/国内出荷で紙5ヵ月連続減・板紙6ヵ月連続増


 日本製紙連合会が集計した4月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+0.0%の211.0万tと、横ばいだった。うち、紙は5ヵ月連続減で△0.3%の113.4万t、板紙は6ヵ月連続増で+0.5%の97.6万t。主要品種のうち、新聞用紙、非塗工紙、情報用紙以外は前年同月を上回った。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+7.3%の11.7万tとなり、16ヵ月連続の増加。うち、紙は+0.6%の7.6万tで、東アジア向けを中心に前月の減少から増加に転じた。板紙は東アジア、東南アジア向けを中心に19ヵ月連続の増加で+22.6%の4.1万t。
 紙・板紙の在庫は前月比△0.7万tの206.5万tで3ヵ月連続減。うち、紙は品種によってバ ラツキはあるものの、新聞用紙の増加が影響し+0.6万tの134.7万t。板紙は段ボール原紙の減少により△1.3万tの71.8万tで4ヵ月ぶりの減少。

 〔主要品種の動向〕
 ○新聞用紙
 国内出荷は8ヵ月連続減で、△4.0%の22.4万t。
 ○印刷・情報用紙
 国内出荷は△0.2%の62.8万tで4ヵ月連続の減少。輸出は△2.8%の5.2万tで2ヵ月連続減。
 ○包装用紙
 国内出荷+1.2%の5.9万t、輸出+0.4%の1.5万t、ともに前月の減少から増加に転じた。
 ○衛生用紙
 国内出荷は+1.7%の16.0万tで5ヵ月ぶりの増加。
 ○段ボール原紙
 国内出荷は+0.4%の79.5万tで6ヵ月連続増。
 ○白板紙
 国内出荷は+0.9%の11.5万tで2ヵ月連続の増加。

(Future 2017年6月26日号)

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