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紙・板紙需給2月/国内出荷4ヵ月ぶりの減少


 日本製紙連合会が集計した2月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△0.5%の200.5万tと、4ヵ月ぶりの減少となった。うち、紙は3ヵ月連続減で△1.5%の113.3万t、板紙は4ヵ月連続増で+0.7%の87.3万t。主要品種のうち、前年同月を上回ったのは塗工紙、包装用紙、段ボール原紙の3品種だった。
 紙・板紙のメーカー輸出は前年同月比+17.7%の13.4万tとなり、14ヵ月連続の増加。うち、紙は+0.7%の8.4万tで、米国向けの増加により5ヵ月連続増。板紙は東アジア向けの増加により、+65.1%の4.9万tと17ヵ月連続増。
 紙・板紙の在庫は前月比△1.8万tの208.3万tで前月の増加から減少に転じた。うち、紙は印刷・情報用紙の減少に より△4.0万tの136.2万tと、前月の増加から減少に転じた。他方、板紙は段ボール原紙の増加により+2.2万tの72.1万tで、2ヵ月連続の増加。

 主要品種の動向は以下の通り。

 ① 新聞用紙
 国内出荷は6ヵ月連続減で、△4.9%の22.0万t。

 ② 印刷・情報用紙
 国内出荷は△0.3%の64.6万tで2ヵ月連続の減少。輸出は+0.6%の6.2万tで前月の減少から増加に転じた。

 ③ 包装用紙
 国内出荷は+0.4%の5.9万t、3ヵ月ぶりの増加。輸出は+1.2%の1.4万tで8ヵ月連続の増加。

 ④ 衛生用紙
 国内出荷は△0.9%の14.7万t、3ヵ月連続の減少。

 ⑤ 段ボール原紙
 国内出荷は+1.1%の69.4万tで4ヵ月連続増。

 ⑥ 白板紙
 国内出荷は△0.3%の11.4万t、4ヵ月ぶりの減少。

(Future 2017年4月10日号)

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