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紙・板紙需給速報4月/パッケージング用紙の国内出荷が14ヵ月ぶり減少


 日本製紙連合会が集計した4月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比△2.2%の188.2万tで、6ヵ月ぶりのマイナスとなった(以下、%表記は前年同月比)。
 国内出荷のうち、紙は△2.5%の89.1万t、板紙は△2.0%の99.1万t。用途別では、グラフィック用紙が△6.3%の60.4万tで3ヵ月連続のマイナス、パッケージング用紙は△1.8%の110.3万tで14ヵ月ぶりのマイナス。主要品種は包装用紙、衛生用紙を除きマイナスとなった。
 紙・板紙のメーカー輸出は△3.0%の15.3万tで3ヵ月ぶりのマイナス。うち、グラフィック用紙は塗工紙が南アジア向けで増加し、+5.2%の5.0万tとなり13ヵ月連続のプラス。パッケージング用紙は包装用紙、白板紙などが東南アジア、東アジア向けで減少し、△6.3%の10.4万tとなり3ヵ月ぶりのマイナス。
 紙・板紙の在庫は前月比△2.5万tの186.5万tで3ヵ月連続の減少。うち、グラフィック用紙は印刷用紙が増加して同+0.3万tの84.8万tとなり3ヵ月ぶりの増加。パッケージング用紙は段ボール原紙を中心に包装用紙、白板紙も減少して同△2.0万tの94.6万tとなり2ヵ月連続の減少。衛生用紙は同△0.9万tの7.1万tで3ヵ月連続の減少。

 〔主要品種の動向〕
 新聞用紙:国内出荷は△6.4%の15.3万tで11ヵ月連続のマイナス。
 印刷・情報用紙:国内出荷は△6.3%の45.1万tで4ヵ月ぶりのマイナス。非塗工紙、塗工紙、情報用紙いずれもマイナスだった。メーカー輸出は+5.2%の5.0万tで13ヵ月連続のプラス。
 包装用紙:国内出荷は+2.1%の5.9万tで13ヵ月連続のプラス。メーカー輸出は△25.0%の1.3万tで2ヵ月ぶりのマイナス。
 段ボール原紙:国内出荷は△1.9%の81.7万tで6ヵ月ぶりのマイナス。メーカー輸出は+3.1%の7.5万tで3ヵ月連続のプラス。
 白板紙:国内出荷は、△2.7%の11.2万tで14ヵ月ぶりのマイナス。
 衛生用紙:国内出荷は+11.2%の17.5万tで6ヵ月連続のプラス。

(FUTURE 2022年6月13日号)

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