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王子ホールディングス/ベトナムとマレーシアで新工場建設&工場拡張


 王子ホールディングスはこのほど、ベトナムでの新工場建設とマレーシアでの既存2工場拡張を決定した。
 ベトナム北部地区での同社段ボール事業は、Ojitex Haiphong Co., Ltd.がすでに2工場を稼働させているが、今後も日系企業を中心に旺盛な需要が見込まれるため、ハナム省に新工場を建設するもの。建設予定地はハナム省ドンバンⅢ工業団地で、投資額は約30億円、営業開始予定は2019年7月。新工場は、王子にとってベトナムにおける5ヵ所目の段ボール拠点で、東南アジア・インド地域のパッケージング拠点としては30ヵ所目となる。
 他方、マレーシアでは工場を拡張する。王子は今年6月に北部地区で稼働予定の工場を含め、8ヵ所(北部地区3ヵ所、中部地区3ヵ所、南部地区2ヵ所)の段ボール工場を有しているが、そのうち最も段ボール消費量の多い中部地区のHarta Packaging Industries(Selangor)Sdn.Bhd.とDazun Paper Industrial Company Sdn.Bhd.の2工場で、敷地内の遊休地を活用し建屋拡張および生産能力増強を実施する。合計投資額は約30億円で、新設備稼働はいずれも12月の予定。これにより2工場の生産能力はほぼ倍増する。
                                         (Future 2018年2月26日号)

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