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王子グループ/インド南部に段ボール新工場を建設


 王子ホールディングスは、インドのタミル・ナドゥ州チェンナイに、重量物包装用(第1期)および一般用(第2期)の段ボール工場を建設する。
第1期の重量物包装用段ボールは2018年12月の営業開始予定で(ヴァラム・ヴァダカル工業団地)、投資額は約10億円。第2期では、一般用段ボールの製造設備を19年末までに設置する。
 王子グループは事業構造の転換を推進する中で、「海外事業のさらなる拡大」を柱の一つとしており、インドでは2014年7月に北部のラジャスタン州ニムラナ工業団地で一般用段ボール工場(Oji India Packaging社)を立ち上げ、現在、生産能力増強工事を進めている。
 重量物包装用段ボールについては、2015年12月に同じくインド北部のウッタル・プラデーシュ州グレーターノイダで工場(Oji Interpack India社)を稼働、その後、南部のタミル・ナドゥ州チェンナイでも営業所を開設し、二輪車と四輪車関連部品の輸出に対応した重量物包装用段ボールを供給している。今回の新工場建設は、この供給体制を強化するため。またチェンナイでは、経済発展に伴い一般用段ボールの需要拡大が見込まれることから、インド北部に続き一般用段ボールの製造設備も設置する。
 なお今回の新工場は、東南アジア・インド地域における王子グループのパッケージング拠点として29カ所目。

(Future 2018年1月1 日号)

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