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日本製紙/Elopakと包括的協業へ


 日本製紙とElopak ASAは、両社間のさらなる協力関係を構築し、共同開発、組織化を検討することに合意し、このほど包括的な協業に関する覚書を締結した。

 日本製紙は紙製パッケージ分野に力を入れており、一方、容器包装・充填機器の世界的サプライヤーであるElopakは、プラスチックボトルに代わる環境に優しい製品を提供している。今回の覚書は、成長戦略の追求、チルドおよびアセプティック市場での新規ビジネスの追求、プラスチックから液体紙容器への転換といった、両社の長期展望に沿ったもので、今後は運営委員会を設置して協業体制を構築していく。

 両社は30年以上の取引関係があり、2016年には日本市場向け口栓付新形状容器に関するライセンス契約を締結するなど、関係を深化させてきた。また、21年6月にElopakがオスロ証券取引所に上場した際には、日本製紙が5.0%に相当する株式を取得している。

(FUTURE2022年2月28日号)

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