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日本製紙/鈴与商事に北山社有林のJ-クレジットを販売


 日本製紙は富士山麓に所有する北山社有林(静岡県富士宮市、670ha)でカーボン・オフセットを目的に創出されたJ-クレジットの一部を、小売電気事業者の鈴与商事に、地産地消のカーボンフリー電力供給用として販売する。

 鈴与商事は電力供給先(静岡県内)の電力使用によるCO2排出量を、日本製紙などから買い受けたJ-クレジットで代理無効化し、“CO2排出量ゼロ”の電力として提供する。小売電気事業者が、“環境価値”の地産地消として、J-クレジットの代理無効化を活用しカーボンフリーの電力を供給するのは、国内初の取組み。

 日本製紙は日本全国に合計約9万haの森林を所有し、すべての森林でSGEC認証を取得している。北山社有林は、SGEC森林認証取得第1号山林であり、2012年からは環境省によるオフセット・クレジット認証制度(J-VER)で間伐促進プロジェクトを実施し、森林吸収によるクレジットを創出している。

(Future 2016年10月17日号)

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