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日本製紙/西表島の森林保全で協定を締結


 日本製紙はこのほど、林野庁九州森林管理局沖縄森林管理署と沖縄県西表島の国有林約9haで外来植物の駆除などの森林保全活動を行う協定を締結した。
 同協定は、国有林をフィールドとする森林整備や保全活動を通じて国民参加の森林づくりを推進するため、林野庁が制定した「協定締結による国民参加の森林づくり」制度に基づくもの。
 併せて日本製紙は、西表島で森林保全活動を行うパートナーとして、1996年から西表島の自然や伝統文化の保全・継承活動を行っている西表島エコツーリズム協会と、協働活動に関する協定を締結した。
 西表島には日本最大のマングローブ林や亜熱帯性の広葉樹などで構成される森林が広がり、国の特別天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめとする貴重な野生動植物が生育・生息しているが、一方で、多数の外来植物が広域に侵入していることが確認されており、地域の生態系、生物多様性への影響が危惧されている。日本製紙は、長年の社有林経営や北海道の社有林で行っているシマフクロウの保護活動などで培った経験を活かし、西表島エコツーリズム協会と協働して森林保全活動を推進していく。

(Future 2017年9月11 日号)

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