トップページ > 業界ニュース > 日本製紙/白板紙事業を一元化

日本製紙/白板紙事業を一元化


 日本製紙は本体の情報・産業用紙営業本部と日本製紙クレシアがそれぞれ行ってきた白板紙事業の営業部門を一元化するため、10月1日から情報・産業用紙営業本部に日本製紙クレシアの白板紙営業部門を統合する。併せて、白板紙を生産している日本製紙クレシア興陽工場(静岡県富士市)の生産体制を効率化し、その設備余力を活用して新たなパッケージ製品の開発を推進する。
 日本製紙クレシア興陽工場はティシュやトイレットペーパーなどの家庭紙製品に加え、特殊板紙や高級板紙といった白板紙も生産してきた。しかし、同社単独の営業体制では白板紙の拡販が難しいため、日本製紙に一元化してグループ全体の営業力を強化をするもの。さらに、興陽工場の生産体制を見直すことで生じた生産余力を使い、紙にバリア性を付与した包材“シールドプラス”など、新規の需要開拓が期待される「紙ベースの包装用素材やパッケージ」を開発し、事業構造転換を加速させる。

(Future 2017年8月21 日号)

ページのTOPへ