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日本製紙/環境格付で最高ランク


 日本製紙はこのほど、日本政策投資銀行(=DBJ)の「DBJ環境格付」で、最高ランクを取得、それに基づく融資を受けた。
 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発した格付システムによって企業の環境経営度を評点化し、その得点に応じて融資条件を設定するという制度。日本製紙の評価ポイントは次の3点。
 ① トップマネジメントの関与のもと、早期からマテリアリティの特定に着手し、グループ一体的な重要課題やKPI(重要業績評価指標)についての議論を踏まえ、非財務情報開示の潮流を捉まえた積極的な情報開示を推進している。
 ② 自社林での森林認証取得率100%達成や、製紙原料のすべてを森林認証で認められた材としていることに加え、海外チップ・パルプのサプライヤーに対するアンケートの実施および改善要請により、サプライチェーン管理を強化し、持続可能な原材料調達を推進している。
 ③ 製紙事業における国産材の利用拡大を通じた国内林業の活性化はもとより、次世代の環境配慮技術・製品開発に向けた新たな価値創造に挑戦する研究開発に注力し、本業を通じた社会課題の解決に向けグループ一体的に取り組んでいる。

 

(Future 2018年1月29 日号)

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