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大王製紙/バイオマス発電設備を増強


 大王製紙は三島工場(愛媛県四国中央市)でバイオマス発電設備を増強し、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)を利用して電力販売を開始する。総工費約210億円、事業開始予定は2019年度、約70億円の売上高を見込んでいる。
 三島工場では、クラフトパルプ製造工程で発生するパルプ廃液(黒液)を黒液回収ボイラーで燃焼させ、エネルギー回収するバイオマス発電を行ってきた。そのノウハウを生かして最新型の黒液回収バイオマスボイラーを新設し、発電した電力をFIT制度により電力会社に販売するもの。新設する黒液回収発電設備(発電能力6万1,000kW)は、従来と比べてエネルギー効率を約5%改善できる最新鋭の設備を採用。これにより年間2万5,000tのCO2削減に寄与する。

(Future 2016年8月8日号)

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