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大王製紙/タイで生理用ナプキンの生産設備を新設


 大王製紙はこのほど、タイの連結子会社、エリエールインターナショナルタイランド社(EIT)に、新たに生理用ナプキンの生産設備を設置することを決めた。投資総額は約12億円、営業運転開始は2017年7月の予定。
 大王製紙は、成長戦略と位置づけるホーム&パーソナルケア事業の海外展開を積極的に進めている。EITは、タイおよび東南アジア周辺国におけるホーム&パーソナルケア製品の生産・販売拠点として2011年1月に設立され、同年12月にベビー用紙おむつ“GOO.N(グーン)”の生産を開始した。
 EITでは、大王製紙の海外多品種化戦略の一環として、今年3月にウェットティシュ生産設備を導入して生産・販売を開始、さらに5月からは生理用ナプキンを日本から輸入してテスト販売してきた。タイの生理用ナプキン市場は今後も年率5%前後の安定的な成長が見込まれ、テスト販売の結果も良好で現地生産による事業性の目途も立ったことから、生理用ナプキン生産設備を新設するもの。

(Future 2016年11月28日号)

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