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大王製紙グループ/吉沢工業を子会社化


 大王製紙子会社の大王パッケージは、新潟県の段ボールシート・ケースメーカー、吉沢工業の全株式を取得し、5月10日付で子会社化する。

 大王製紙グループは現在、国内での原紙供給体制を強化し、川上の産業用紙事業と川下の段ボール事業を連携することで、事業全体の収益力強化に取り組んでいる。段ボール事業では、大王パッケージが国内に13工場を持つほか、M&Aで新たな生産拠点を確保して広域ユーザーの利便性を高めると同時に、生産、配送体制の強化によって地場の顧客へのきめ細かな対応力に磨きをかけている。
 吉沢工業が事業展開する北陸地区は、大王パッケージの生産拠点がなく、大王製紙グループにとっては空白エリア。米菓・食品メーカーなどの優良顧客を持つ吉沢工業を国内14拠点目の段ボールシート生産拠点とすることで、販路拡大、収益力強化につなげる。

【吉沢工業】
所在地:新潟県三島郡出雲崎町
事 業:段ボール製品、包装資材の製造・販売
資本金:6,000万円
直近売上高:15億9,400万円

 

(FUTURE 2022年5月16日号)

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