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国際紙パルプ商事/プラ代替素材開発のアミカテラと提携


 国際紙パルプ商事(KPP)ははこのほど、プラスチック代替素材を製造販売する㈱アミカテラ(東京)に出資し、業務提携することを発表した。

 アミカテラ社は植物繊維(セルロース)を主原料とするプラスチック代替素材『modo-cell 』(モドセル) を製造する、バイオマス製品のサプライヤー。『modo-cell 』は、従来廃棄していた植物系残渣なども原料として活用できるほか、「地上・土中で完全生分解」「一般的なプラスチック成型機械で製造可能」などの特徴がある。放置竹林や農業廃棄物の処分対策に有効であり、また原料となる植物の特性を製品に反映することもできる。

 KPP は『modo-cell 』が製品の再原料化や植物性残渣からの再製品化という、循環型社会を実現する環境素材であり、また『modo-cell 』によって展開するビジネスがKPP の経営理念に合致することから、アミカテラ社への出資を決めた。今後はアミカテラ社と販売代理契約を結び、『modo-cell 』の特性を活かした販路拡大を図っていく。またKPP は古紙回収の大手であり、全国にリサイクル網を構築していることから、製品のリサイクルにも注力していく予定。

 

(FUTURE2022年3月21日号)

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