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丸紅グループ/インドネシアで再資源化事業を開始


 丸紅インドネシア会社はこのほど、インドネシアのスタートアップ企業PT Khazanah Hijau Indonesia(Rekosistem社)と、再資源化事業の開発に関する覚書を締結した。回収ボックスを設置して廃プラスチックなどの廃棄物を回収し、それを製品化して販売する再資源化事業を開始する。
 Rekosistem社は現在、法人や個人から回収したプラスチック、電化製品、ガラスなどの廃棄物をリサイクル業者に販売しており、回収量に応じて電子決済で使用可能なポイントを付与するデジタルプラットフォームを運営している。
 インドネシアは人口増加に伴って廃棄物の発生量が増え、特にプラスチックごみの海洋流出量は中国に次ぐ世界第2位となるまでに増加している。廃棄物回収体制の構築とリサイクルの普及は喫緊の課題であり、インドネシア政府は製造業者に対し、2029年までに廃棄物総量を30%削減する規制を定めた。
 丸紅インドネシア会社は今後、Rekosistem社と共同で廃棄物回収元の開拓、回収量の増大を図るとともに、丸紅グループのネットワークを活かして、回収した廃棄物の製品化および販売を含めた再資源化事業を展開していく。

 

(FUTURE 2022年5月16日号)

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