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中越パルプ工業/新素材“マプカ”の製造工場建設に着工


 中越パルプ工業はかねて、㈱環境経営総合研究所との合弁会社、中越エコプロダクツ㈱を設立し、プラスチックに代わる新素材の製造事業を本格化することを発表しているが、その新工場建設に当たり、9月26日、中越パルプ工業高岡工場(高岡市)敷地内の建設予定地で、起工式を執り行った。起工式には、髙橋高岡市長、小城富山県商工労働部企業誘致専門監、工事関係者など約40名が参加し、工事の安全を祈願した。
 新工場では、環境経営総合研究所が開発した『マプカ(MAPKA)』シートを製造する。『マプカ』は、セルロースファイバーを主原料に、合成樹脂を混合した新素材。プラスチックでも紙でもない素材ながら、プラスチックと同等の機能を持つ。
海洋プラスチックごみ問題への対応のため、世界各国で使い捨てプラスチックの使用規制が強化されている。『マプカ』は、石油由来資源の使用を削減できるだけでなく、一般ごみとしての廃棄も可能。惣菜や弁当に使われるプラスチック容器の多くは使い捨てだが、これを『マプカ』に代えることで、プラスチックの使用量削減などの環境対策を推進できる。
さらに、新工場では新たに酸素バリア性を持つマプカシートを製造する。酸素バリア性トレーとして、米飯・惣菜などの常温保存食品や非常食向けに展開していく意向で、富山県産食材のトレーなどへの採用も視野に入れている。“安全・安心”なメイドイン・ジャパン製品として、国内はもとより世界へ、地元・富山ブランドをアピールしていきたい考え。

 〔中越エコプロダクツ新工場〕
 ・所 在 地:富山県高岡市材木町(中越パルプ工業高岡工場敷地内)
 ・設備投資額:約35億円
 ・生産能力:12,000t/年(食品トレー用シート)
 ・工  事:10月着工、2020年秋竣工予定
 ・建  屋:鉄骨造り、地上2階、延床面積6,612m2、建築面積5,530㎡、敷地面積8,450m2

(FUTURE2019年10月21日号)

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