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リンテック/プラ代替素材の新ブランド『PLALESS』シリーズ


 リンテックはこのほど、環境に配慮したプラスチック代替素材の新ブランド『PLALESS』(プラレス)シリーズ(全4種)を発売した。
 同社は、独自の特殊紙製造技術と粘着応用技術を融合させることで、耐水性に優れた紙を表面基材に使用したラベル素材を開発。併せて、木材パルプを原料とするセロハンを使ったラミネート素材もラインアップし、新ブランド『PLALESS』を立ち上げた。
 ラベル素材は、紙厚や粘着剤の種類が異なる3アイテムをラインアップ。クリーニングタグにも使われている同社の耐洗紙の製造技術を応用し、優れた耐水強度を実現した。耐水性との両立が難しかった印刷適性も備えている。表面基材が厚いアイテムはコシがあるため、貼付後にスタンディング性が求められるPOPやアイキャッチラベルに適しており、再剥離タイプは水に濡れた後でもきれいに剥がすことができる。
 粘着剤でも環境負荷の低減を図っており、強粘着タイプの『PL100G01』は、植物由来の原料を利活用したバイオマス粘着剤を使用。また、強粘着タイプの『PL80G11』と、きれいに剥がせる再剥離タイプの『PL80G31』は、いずれも製造工程で有機溶剤を使わないエマルションタイプの粘着剤を使用している。
 以上のラベル素材3アイテムに加えて、見た目は透明なフィルム状ながら木材パルプを原料とするセロハンを使ったラミネート素材『PL2055L』もラインアップ。ラベルの表面に貼ることで印刷面を保護し、光沢感などの意匠性を付与できる。

(FUTURE 2020年7月27日号)

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