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リンテック/シール・ラベル用粘着素材新製品4種を世界同時発表


 リンテックは、シール・ラベル用粘着素材の新規開発品4アイテムを、10月から順次発売する。これらのアイテムは9月に開催された世界最大のラベル関連展示会「ラベルエキスポ・ヨーロッパ2017」にも出展、世界同時発表した。4アイテムの特徴は次記の通り(写真は三次曲面追従ラベル素材の貼付例)。
 ① 超強粘着ラベル素材
 非常に強力な粘着力を発揮し、ラベルを貼付しにくい粗面やポリプロピレン、ポリカーボネートなどにもしっかり貼れる。電化製品の表示・管理ラベルや警告ラベル、商品包材用のセキュリティラベルに最適。また、粘着剤面同士の接着力の強さも特徴で、バゲージタグなどにも利用できる。
 ② 低移行性ラベル素材
 比較的バリア性の低いプラスチックを透過する、低分子量成分の含有量を極限まで抑えたラベル素材。プラスチック容器にラベルを貼付した際に粘着剤成分が、内容液に移行し汚染するのを抑制する。医療・医薬品容器がガラス製からプラスチック製に代わっていく中、採用拡大が期待される。
 ③ 三次曲面追従ラベル素材
 表面基材と粘着剤の総厚が45μmと非常に薄手で、凹凸面や複雑な曲面でも高い貼付性能を発揮する粘着素材。非塩ビ特殊フィルムを表面基材に採用し透明性や耐候性に優れ、屋外使用も可能。レースカーやモーターバイクなどの装飾(写真)をはじめ模型玩具、軟包装フィルム用ラベルなどに最適。
 ④ レーザー発色ラベル素材
 透明フィルム基材と、YAGレーザーにより黒く発色する白色粘着剤を採用。フィルムの表側からレーザーを当てることで印字できる。印字面が露出しないため、耐薬品性や耐擦過性など優れた耐久性を実現。印字情報の改ざん防止にもつながり、銘板ラベルや警告ラベル、工程管理ラベル、自動車部品の車両識別番号管理用ラベルなどに最適。

(Future 2017年10月16 日号)

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