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トーモク、日本製紙/EC向け包装システムを国内で展開開始


 トーモクと日本製紙は、ケース高さ可変自動封函システムの「e3neo」を、共同で市場展開していくことを決めた。
 「e3neo」システムは、米国紙包装資材・システムメーカー・Ranpak社のフランス子会社NeoPack Solutions SASが世界で展開し、実績を上げてきた高さ可変自動調整封函システム。内容品の固定・保護システムと併せて箱の高さを調整することで、適正な空間で梱包が可能となり、梱包ラインの省人化、配送効率アップを図れるのが特長。
事業展開に当たっては、日本製紙グループが段ボール原紙を供給し、日本製紙ユニテックが包装機械の販売代理店窓口とメンテナンスサービスを受け持ち、トーモクが同システムの営業および段ボールの設計・供給を行う。トーモク、日本製紙、日本製紙ユニテックの3社は、10月1日付で基本合意書を締結している。
 近年、ネット通販市場が拡大する一方で、物流の人手不足は一層深刻化しており、物流倉庫における梱包・配送の省力化・効率化ニーズも高まっている。両社は、こうした市場環境への対応に向け、今回の共同事業開始を決めた。 トーモクは、段ボール加工専業トップメーカーとして総合包装設計サービスを全国展開しており、日本製紙は高品質段ボール原紙に定評がある。両社が協力することで双方の強みを生かし、より強固に市場展開していく考え。

 

(Future 2018年10月22日号)

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