14/09/01単行本『紙パルプ産業と環境 2015』を刊行
 紙業タイムス社とテックタイムスは、恒例となっている単行本シリーズ企画『紙パルプ産業と環境』の2015年版を8月25日に刊行した。
 今回のテーマは「エネルギー、バイオマス、古紙、植林〜持続可能性へのチャレンジ〜」。B5判・本文196頁で、本体価格2,000円。
 本書の内容は以下の通り。

第1章
高度バイオマス産業としての紙パ(1)エネルギー
・エネルギー対策と新事業の展開/再生可能エネルギーの事業化が鍵に
・Topics/省エネ、燃料転換、森林管理が3本柱の製紙連「温暖化対策シンポ」
・私はこう考える/戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業の経緯と今後

第2章
高度バイオマス産業としての紙パ(2)素材
・新たな素材産業を目指して/木質バイオマスから機能材料を生産 
・紙パ企業のCNF事業/研究から実用化への本格的取組みに
・ナノセルロースフォーラム設立/“オールジャパン”で世界をリード
・私はこう考える/高度バイオマス産業創造戦略〜素材革命─セルロースナノファイバーで世界は変わる
・私はこう考える/「バイオプロダクション次世代農工連携研究」と拠点形成への展望

第3章
アジアの古紙需給と日本
・インタビュー/古紙再生促進センター代表理事 岩瀬広徳 氏
・私はこう考える/中国における古紙の回収・利用状況と今後の課題
・インタビュー/全国製紙原料商工組合連合会理事長 栗原正雄 氏
・インタビュー/トーチインターナショナル 代表取締役社長 龍国志 氏
・メーカー別古紙消費量/上位は不動も下位で変動した2013年

第4章
世界の原材料事情
・海外木質バイオマス植林実施可能性調査/日本向けに供給可能な国は限られる東南アジア
・世界古紙需給/輸入で世界貿易の半分、消費で3分の1を占める中国
・世界各国の古紙回収率・利用率試算
・世界の国・地域別古紙需給(2011〜12年)
      
第5章
環境・CSR報告書を見る
 製紙企業編/広がる社会との関わり、地域貢献や労働災害抑制に注力
 紙加工編/グローバル化に対応した紛争鉱物の不使用や文化・慣習への配慮など
 紙流通編/読みやすさを追求し内容の個性化・差別化を図る


第6章
資料・統計
・古紙の回収率と利用率
・パルプの品種分類
・古紙統計分類と主要銘柄の日米比較
・紙板紙の品種分類

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