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15/01/23ナノセルロースフォーラム、京都大学生存圏研/「進む!セルロースナノファイバープロジェクト」を開催
 ナノセルロースフォーラムと京都大学生存圏研究所は3月20日、京都市南区の京都テルサ・テルサホールで「進む!セルロースナノファイバープロジェクト」をテーマにNanocellulose Symposium 2015(第280回生存圏シンポジウム)を開催する。
 セルロースナノファイバー(CNF)は、植物繊維をナノサイズまでほぐした、次世代バイオマス素材で、鋼鉄と比較し5分の1の軽さで5倍以上の強度、またガラスの50分の1の低線熱膨張性など優れた力学的特性を有している。政府の「日本再興戦略」改訂2014に、セルロースナノファイバー材料の開発推進が明記されたことで、セルロースナノファイバーの研究開発がますます活発化している。
 同シンポジウムではそれらの状況について紹介するとともに、経済産業省、農林水産省、環境省、文部科学省の支援で進行中あるいは準備中の関連プロジェクトに関する最新情報を紹介する。参加費は無料。
 なお、ポスターおよび試作品の展示が同時開催される。

 〔プログラム概要〕

 (1)「高機能リグノセルロースナノファイバーの一貫製造プロセスと部材化技術開発」発表〜NEDO・非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発プロジェクト
 高耐熱・高分散性リグノCNF開発の重要性とプロジェクト概要;京都大学生存圏研究所/矢野浩之氏
 高耐熱リグノセルロースナノファイバーの開発;王子ホールディングス梶^五十嵐優子氏
 変性リグノセルロースナノファイバー強化熱可塑性樹脂の開発;(地独)京都市産業技術研究所/仙波健氏
 セルロースナノファイバー強化樹脂材料の発泡成形;(地独)京都市産業技術研究所/伊藤彰浩氏
 高植物度熱可塑性リグノセルロースナノファイバー材料の開発;星光PMC且R田修平氏

 (2) 「工学との連携による農林水産物由来の物質を用いた高機能性素材等の開発」発表〜農研機構・革新的技術創造促進事業「異分野融合共同研究」
 ナノセルロース・スーパーコンポジットの開発;信州大学カーボン科学研究所/野口 徹氏
 物理処理と酵素処理を併用した木質材料由来ナノファイバーの食品等への応用;(独)農林水産省森林総合研究所/林徳子氏
 セルロースナノファイバーの用途拡大に向けて・ソフトマターへの新展開;京都大学 大学院農学研究科/谷史人氏
 農林系廃棄物を用いたハイブリッドバイオマスフィラー製造および複合材料開発−リグノセルロースナノファイバーの応用展開−;(独)産業技術総合研究所 バイオマスリファイナリー研究センター/遠藤貴士氏
 高分子分散剤による木材由来NCの界面機能制御と樹脂複合材料への応用;京都大学 化学研究所/辻井敬亘氏

 (3) ナノセルロースに関する最新トピックス
 ナノセルロース実用化に向けた国の支援策について;経済産業省製造産業局紙業服飾品課/野村秀徳氏、農林水産省林野庁森林整備部研究指導課/上野克己、環境省地球環境局低炭素社会推進室/峯岸律子氏
 セルロースナノファイバーとフェノール樹脂複合体の開発;潟fンソー/小島和重氏

 (4) CNF関連プラントの紹介
 変性セルロースナノファイバー強化樹脂の開発状況;星光PMC轄イ藤明弘氏
 ウォータージェット法によるナノセルロース製造プラント;潟Xギノマシン/小倉孝太氏
 セルロースシングルナノファイバーからなる増粘剤の製造実証と用途開発;第一工業製薬梶^後居洋介氏

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