15/01/23日本木材学会/ 産学官連携推進特別講演会・交流会を開催
 (一社)日本木材学会は2月13日、東京大学農学部の弥生講堂で「新たな木材利用の拡大に向けて、今、連携して推進すべきことは何か」をテーマとする産学官連携推進特別講演会および交流会を開催する。
 わが国の森林は現在、育成から森林から得られる木材の持続的な循環利用へ向けた時代へ大きく転換しつつあり、林業とそれを利用する木材産業には自国資源を活用する成長産業として、さらに地方創成に欠かせない分野として新たな展開が期待されている。また、わが国政策として2020 年目標に国産材需要3,900 万m3を(現在の2倍)、国産材利用率50%を掲げており、公共建築物の木造化、木質バイオマスのエネルギー利用をはじめとして、新たな木材用途の拡大が図られている。
 そうした時代背景の下、2016年に創立60 周年を迎える日本木材学会に対し、長年蓄積してきた木材に関する基礎学や応用学をベースとする木材の利用拡大で大きく貢献すると期待されている。このようなのような観点に基づき、同学会は木材産業に関連する各企業や協会、さらに官庁との連携を推進するために、「新たな木材利用の拡大に向けて、今、連携して推進すべきことは何か」と題して、特別講演会・交流会を開催。これを新たなキックオフとし、今後とくに推進すべき課題について定期的にセミナーなどを開催して情報を共有化するとともに、さらに新たな木材の用途開発ならびに需要拡大を共通の目標としたR&D 研究会を立ち上げて連携していく方針である。
 特別講演会・交流会の開催概要は以下の通り。
 開催日;2015年2月13日(金)
 会 場;東京大学農学部 弥生講堂一条ホール
 講演内容;
 基調講演「林業の成長産業化による地方創生」林野庁長官/今井敏氏
 基調講演「木材利用の推進に向けた業界からの期待」住友林業兜寰ミ長/早野均氏
 講演「2020東京五輪を契機に木材需要拡大」東京大学准教授/井上雅文氏
 講演「木質バイオマスからの新素材の開発:セルロースナノファイバー材料の社会実装に向けて」京都大学教授/矢野浩之氏
 講演「木材利用推進に向けた人材育成の必要性」秋田県立大学名誉教授/飯島泰男氏
 (一社)日本木材学会
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