13/08/27紙の博物館/企画展「くらしの中の和紙」11月24日まで開催中
 紙の博物館(東京・北区王子)は11月24日まで、企画展「くらしの中の和紙」を開催している。
 千年以上前から育まれてきた手漉きの和紙は、文字を記すだけにとどまらず、そのしなやかさと強靱さを生かし、さまざまな生活用品に活用されてきた。和室に欠かせない襖や障子、涼を得るための団扇や扇子など、現在の私たちにとっても馴染み深いものもあれば、着物、器、水筒など、驚くような使い道もある。企画展では、同館が所蔵する資料の中から、こうした暮らしの中に息づいた和紙製品を紹介している。また9月1日(日)までの夏休み期間は、子ども向けの説明パネルも設置中。
【会場・休館日・入館料】▽紙の博物館(東京都北区王子1−1−3 電03−3916−2320)▽休館日:月曜(月曜が祝日の場合は開館し火曜休館)、9月3〜6日(展示替のため)▽入館料:大人300円、小中高生100円
【展示内容】▽第1章:和の空間(襖、障子)▽第2章:紙の着物(紙衣、紙布)▽第3章:紙の涼と華やぎ(団扇、扇子)▽第4章:紙のあかり(行灯、提灯)▽第5章:漆の紙器(一閑張、紙長門)▽第6章:紙の加工材料(糊、渋、漆に関する文献)
【付帯イベント】@日時 A講師 B費用(入館料別) C対象 D定員 Eその他
◆和紙の小物入れをつくろう @8月8日13:30〜15:30 A学芸員 B300円 C小学生以上 D20名 E事前申込制(電03−3916−2320)
◆和紙づくりを楽しもう @9月23日、11月4日13:00〜15:00 Aスタッフ B500円 C中学生以上 D15名 E事前申込制(電03−3916−2320)
◆浮世絵手摺り実演会 @10月14日13:30〜16:00 A沼辺伸吉(摺師) B無料
◆漉き簀づくり実演・体験会 @11月16日13:30〜15:30 B無料 D体験は20名 E全国手漉和紙用具製作技術保存会主催、体験は事前申込制(FAX03−5907−7511にて10月1日から受付)
◆以上のほかにも、「自由研究『紙を知ろう』」(8月15日)、牛乳パック工作(8月22日)、紙すき教室(毎土日)などが開催される。
http://www.papermuseum.jp

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