12/08/08紙の博物館/子ども向け企画展「夏の紙知リーズ」
 紙の博物館(東京・北区)は9月2日まで、企画展「夏の紙知(シ)リーズ『記録と紙〜紙に記す〜』」を開催中。記録用の紙について、その誕生や特性などを子ども向けに紹介している。
 人類は出来事や知識を記録にとどめることによって文化・文明を発達させてきた。その重要な役割を担ってきたのが書写材料であり、中でも「紙」はその筆頭。粘土板・パピルス・木簡・羊皮紙など、さまざまな書写材料があった中で、紙が世界中で発達した理由は何だったのか。企画展では、中国で生まれた紙の広がりを、基本的な製法を交えて解説するほか、時代・地域によって特色が異なる書写材料や、手紙、原稿用紙、新聞、教科書、浮世絵、辞書など、さまざな記録用紙を紹介している。
 そのほか、子ども向けイベントとして「やさしい教室〜紙を知ろう〜」(8月2日)、「野菜から紙をつくろう」(8月16日)、「牛乳パック工作」(8月23日)、「紙すき教室」(毎土日)も開催する。イベントへの参加方法など、詳細はweb(http://www.papermuseum.jp/event/)で。
【紙の博物館】開館時間10〜17時(最終入館16時半)、月曜休館、入館料:大人300円/小中高生100円(団体割引あり)、電03−3916−2320。

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