12/04/20機能紙研究会/創立50周年記念「機能紙の領域〜これまでの製紙科学を超えて〜」発刊
 機能紙研究会は創立50周年を記念し、このほど『機能紙の領域〜これまでの製紙科学を超えて〜』を発刊した。
 機能紙研究会は1962(昭和37)年9月高松市で開催された「科学繊維紙技術講演会」がそのはじまり。第4回技術講演会で「化繊紙研究会」に名称を変更、第20回研究会で現在の「機能紙研究会」となり、業界関係者・会員の根強い支持を受け昨年10月高知市の大会で50周年を迎えた。著者の小林良生氏は、慶応義塾大学工学部応用化学科出身で、東レ名古屋研究室、化成品研究所、中央研究所でナイロンの合成を研究。学位取得後、75年2月通産省工業技術院四国工業試験所化繊紙研究室長に就任。機能紙研究会では、専務理事として30余年活躍。
 本書はその小林氏が弊社(テックタイムス)発行の月刊『紙パルプ技術タイムス』に08年3月から11年7月まで連載した「機能紙の領域」をまとめたもの。
 第1部の「機能紙コンセプトの技術的展開」では、紙の概念・範疇がどのように変遷し“機能紙”を生み出していったのか、また天然セルロースのように親水性・自己接着性をもたない化学繊維・合成繊維に対し適合する製紙科学・技術を論じながら、従来の製紙科学を超え新たに提示された“機能紙”の学理を説明。
 第2部「原料繊維から見た機能紙の技術的展開」では、製紙用の繊維を天然セルロース繊維から再生繊維、半合成繊維、合成繊維にまで拡大した時、各繊維を製紙科学・技術の観点からどのように取り上げ、あるいは取り入れられようとしてきたかを展望している。まさに、同会が50年におよび探求してきた機能紙研究の軌跡でもある。A4判、434頁。問合せは下記まで。
 [問合せ先]
 NPO法人機能紙研究会
 〒799-0101愛媛県四国中央市川之江町4084番1
 TEL 0896-58-2055 
 E-mail:kinoushi@e-kami.or.jp
URL:http://e-kami.or.jp/HP/kinoushi 

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