11/10/25竹尾ペーパーショウ2011/10月20日〜11月4日に見本帖本店2階で開催
 竹尾は10月20日から東京・千代田区の竹尾見本帖本店2階で「竹尾ペーパーショウ2011」を開催する。会期は11月4日まで(会期中は無休)、開催時間は10時〜19時(日曜・祝日は18時まで)。
 1965年以来開催されている同社のペーパーショウは、“特殊紙の竹尾”と言われる強みを生かしたファンタジックな展示内容と、豊富な情報提供が毎年話題を集めているが、今年は東日本大震災のため延期を余儀なくされてしまった。
 そこで同社は、開催のあり方も含めて検討を重ね内容をリニューアル。文字通り、再スタートを切ることになったと説明している。
 メインテーマは「本」。紙の本の可能性を拓く本『本−TAKEO PAPER SHOW 2011』を開催と同時に出版する(発行元:平凡社、税別3,800円)。これは天野祐吉氏(コラムニスト)、安野光雅氏(画家)、糸井重里氏(コピーライター)、平野啓一郎氏(小説家)、小山薫堂氏(放送作家)、ヨーガン・レール氏(ファッションデザイナー)、佐藤可士和氏(アートディレクター)、茂木健一郎氏(脳科学者)、三宅一生氏(ファッションデザイナー)、谷川俊太郎氏(詩人)ら78名もの文化人・著名人の協力を仰いだ力作。それぞれの人に自らの「本に対する考え」を託すことができる本1冊を挙げてもらい、その本の所感を400字のエッセイにまとめてもらったもの。
 会場の見本帖本店2階では本と本の物々交換ができる「シェアシェルフ」の展示、昨年4月以降に発表された同社新商品の展示を行う。さらに書店やギャラリーなどをサテライト会場とし、WEBサイトでもつないで回遊性あるイベントを構築。本の未来、紙の未来を追究するコンセプトだ。
 同展の協賛は王子製紙、王子特殊紙、ダイニック、特種東海製紙、日清紡ペーパープロダクツ、三菱製紙。問い合わせは竹尾見本帖本店(電03−3292−3669)まで。

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